2024.11.5

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公開:2024/11/6

フェスで疲れた身体をよく休め、起きたらまあ遅い時間だった。そりゃあ仕方ない、というかもともとそのつもりだったので、たっぷり遅刻していくことに。コーヒーにソイミルクを入れて飲んだが、やっぱりこれだと豆乳特有のえぐみが目立つんだよなあ、と思う。紅茶だと渋みがあるのでそんなにえぐみは目立たないのだが……。コーヒーは(いまあるのは中深煎りだというのもあり)ブラックで飲むのがいちばんいいかもな。

シャワーを浴びて身支度。夜に予定があるのでしっかりメイクをする。GASA*のタートルネックニットにsuzuki takayukiのワイドパンツ、冷えるらしいのでYOKO SAKAMOTOのもっちり厚手のカーディガンに、軽めのライトグレーのマフラー。モノトーンでまとめました。

冷蔵庫に何もない!ので、買い出しへ。まずダイソーで帽子用の毛糸を購入。グレーのモヘアの糸にしてみました。そのまま別の階に移動し、調味料や野菜などをわんさか買った。油や醤油、根菜類を買ったので、ありえないくらいかばんが重くなり、持ち手がちぎれるんじゃないかと心配になりつつ歩く。それだのに帰り道にあるおいしいパン屋さんに並ぶわたしの気持ちの強さよ。お昼ごはんにグリル野菜とカマンベールのチャバタ(おそらく)サンドと、明日の夜ごはん用にバゲットを買う。重たいぱんぱんのかばんをかついで帰った。

買ってきた野菜とカマンベールのサンドをさっそく食べる。

グリルした茄子、ズッキーニ、トマト、たっぷりのカマンベールチーズがチャバタにサンドされている。

グリルした茄子とズッキーニに、たっぷりとスライスされたカマンベールチーズ、ほとんどペーストになったトマト。バルサミコソースがチャバタに染みていて、それがまたおいしい。サンドイッチを噛み切るのが苦手なので、歯切れのいいパンだとありがたい。具材がたっぷりしていて、めちゃくちゃおいしかった。

午後になってから家を出て、仕事場に到着したのは14時過ぎ。相当な遅刻である。気持ちがざわざわと落ち着かず、出勤の電車の中では喉が締まる感じがした。連休明けなので仕方のない反応だよなあ、とぼんやり身体の症状を観察する。到着してからは日記を書いて時間をつぶし、会議では仕事場に来てくれる方がいたおかげで精神が浮上。会議が早めに終わったので、早めに退勤した。

夜の予定というのは、パートナーの仕事のお客さん、そのお連れ合い、会社の先輩との(プライベートな)飲み会でした。パートナーとの会社関係の方々とお会いしていいのか、とはじめての機会にどきどきしつつも、とても気を遣ってくださる方々で、とっても楽しく過ごした。パートナーがいい人たちに囲まれている姿を見るのが好きなので、可愛がられているのをひしひし感じ、嬉しかった。まっすぐに「好き」と言い合えるくらいのいい人たちに出会える仕事って、いいなあ。

「パートナーを会わせる」という状況になってしまったおかげで、やはり家庭生活やパートナーシップについての話が共通の話題となることが多かった(わたしに気を遣うとそうなるよね)。先人たちの様々な状況、生き方を参照できる機会はなかなかないので、興味深く話を聞いた。事実婚にしようかと思っているという前提も共有されたうえで、「絶対結婚してね」と言われたのがかなりおもしろかった。一生を添い遂げる価値のある人間だと思いますよ、とお墨付きをくれる、やさしい先輩。

パートナーとの二者関係の外側、仕事での人間関係や振る舞いの側面を垣間見ることができて、それがとてもよいものだというのが分かって、いい気持ちだった。初対面の方々だったが、話しぶりにそれぞれの人間としてのよいところが発揮されていて、それが滋味深かった。「信念を曲げずに生きてきてよかった」としみじみ言っていた横顔にじーんときてしまった。生きてきて、それを言えること。わたしもそうありたいので、信念を曲げずに生きていこうと気持ちを新たにした。

解散した帰り道、酔っ払って眠そうなパートナーの手をほとんど引くように歩く。二人きりで飲むときは酔わないパートナーなので、たまにこうして酔っている姿を見るとレアだな、と思う。酔っ払っているときのパートナーはかわいいのだ(いつもかわいいけど!)。ぱらぱらと雨が降り出したなかを一緒に帰って、すぐに寝た。