2024.11.13

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公開:2024/11/13

どんどんきつくなってきて、日記が書けない日々が続いている。間にはもちろん楽しい週末があるのだが、平日に何もできない。落ち込みや焦りは少ない代わりに、身体がシグナルを出しまくっている。電車に乗ると吐き気や動悸、締め付けられる感じが出てきて苦しい。過眠の症状も出てきて、早く寝ないと保たないし、10時間寝ても昼間の眠気がものすごい。薬を定期的に飲まないとだめかも。かろうじてぎりぎりで仕事はできているが、期限がないものはとにかく進まない。厳しい。本当に不安だ、このまま労働が続くのかと思うと……。行きの電車で求人をスクロール。気持ち悪さが止まらない。どうすればいいんだろう。休みたい。恐怖と焦りで突発的に行動してしまいそうな衝動性の気配を感じる。

今日は会議がないので朝は二度寝した。夢にパートナーが出てきたのが嬉しかった。

もぞもぞ起きてきて、ジンジャーミントソイチャイを甘めに作って飲んだ。生姜を切りついで、同時並行でにんじんと油揚げ、生姜の炊き込みごはんを作る。おにぎりにして仕事場に持っていく。

今日は晴れだそうなので、淡いラベンダー色のシャツワンピースにチャコールグレーのニットベスト、コットンパンツを履いてクッキー柄の靴下。軽めの服装だ。友人とお揃いの、陶器のお花とシルバーの葉っぱのピアスを着けた。

合唱団の見学は、昨日に引き続き、今日も行けそうにない。とにかく眠いし気持ち悪い。休まなければ……。

日記を書けない日が続く、というのはもちろん、日記を書くことでも自分の調子がわかる。段落あたりの文量が少なく、一つの話題が深掘りされず、意識が散漫なのが出るのだ。今日の日記のように。

今日は外回りをすると決めている。がんばろう、とほとんどため息をつくように気合いを入れる。駅に着いて職場に向かう道すがら、気持ち悪さでしゃがみこんでしまいそうになる。やっとの思いで職場に着いてニットベストを脱ぎ(日差しが暑かった)、通帳と振込用紙をかばんに入れ、即仕事場を出て銀行へ向かう。待ちに待った振り込み(銀行印を押印してもらった振込用紙が郵送で届くのを待ち侘びていた)ができた。これで吐き気がある程度緩和されるはず。あとは会費請求をさっさと送ってお金を得よう。「お金がない」にぶち当たる仕事、数年前の私生活のリフレインのようで、きつすぎていやだ。財政状況が厳しいところで経理の仕事をすると精神が病みます。皆さまどうぞお気をつけて。

銀行で通帳記帳をして帰ってきた。昼食だ。炊き込みごはんのおにぎりと、高野豆腐とわかめのお味噌汁。

この状況からどう脱するかについて、穏当に考えているのは、最低でも1月までは勤めて、東京や神奈川あたりでの転職をする(目星はつけてある)というものなのだが、つらすぎてもっとほかの逃げ道を考えてしまう。①熊本のパートナーと同居、そちらで仕事を探す。②失業給付で3ヶ月休みながら転職活動をする。人と関わる仕事をしたいが、フルリモートでもいいな…… などとぶれぶれである。なんならもうはやく友人たちと本屋さんをやってしまいたい。きつい。労働が向いていない。安心できる場所で、ちょうどいい仕事をして、あとは社会運動をやるとかでいい。一人で月20万は稼がなければ、と考えているのが重荷。もう嫌になっちゃったな。どんな労働もできないような気がしてしまう。

昼食を食べ終えたらどんどんへこんできてしまい、怖いから仕事しよう!と1時間ばばばと仕事をした。えらい。溜めていた払込がやっとできたので一安心。家賃も給料も支払いが遅れてマジで最悪だった。本当に。最悪というか、危機である。やっとそれが解消した。3週間、長かった……。そしてまた外回り。たくさん歩く。仕事のタスクが終わって、またほっとする。しんどいながらも、今日はなんだかんだ仕事ができたよ、と自分を褒める。

近くの図書館に寄り、とても読めそうにないので4冊借りた本も返す。そしてなぜか5冊借りる。あれれ。

公園内の木々も色づいていた。けやきのかさり、くしゅりとした葉っぱが好きなのは小学校の校庭のいちばん真ん中に立っていた木だからだろうか。広い公園特有の、大きくて背の高い木々に秋の斜めの陽光がかかり、黄金色の面ができているのを見る。涼しくなってきた風の中をまた歩いて帰る。

仕事場に戻って、電気をつけずにPCで日記を書く。隣の区画の工事が再開し、地響きのような振動が身体に伝わってくる。適応障害の原因は仕事で誰とも話せず孤立していること(一人職場)だとは思うが、隣の工事の騒音や振動もあるのではないか、とも疑ってしまう。工事がなかった夏の間は比較的調子が良かったので。関係あるかは分からないけど。

一日ランダムに音楽を聴いていた。ブライアン・イーノからのサジェストなので、アンビエントが主。Aphex Twinってこんな感じだったんだ。いいね。

変わりかけの信号に顔を見合わせて駆けていく二人を見て、かたくなっていた心がほわっとほどけた感じがした。わたしよりずっと歳上であろう二人のしわのある笑顔に無邪気さが宿っている。同僚なのかしら。あんなふうに横断歩道で破顔する人たちの愛らしさよ。こういうものだけ見ていたい。ほんの一瞬に訪れてしまう、名も知らぬ誰かの、びっくりするくらいの愛らしさの発露に立ち会いたい。わたしに向けてではなく、ちらりと光った誰かのよきところにはっとしたい。ひとに会いたい。この目で見たい。次の仕事はやっぱり不特定多数の人々に会えるものにしたい。

日が落ちると途端に風が冷たくなる。ひょええ。

帰りの電車で化粧品のストックを買った。ママバターが自分の身体に合うので、洗顔料や化粧水を。金曜日にメガ割が始まるので、それに向けて買うものをカートに入れておく作業もした。こういうのを買っていると、めっちゃ消耗品だなあと思う。仕方ない。

帰宅し、味噌汁を作りつつ食器を洗っていたら、届いた!!パートナーとのペアリング!!!やったー!!!!!!!!次に会うときに一緒に開けるのだ。その時までわくわくを取っておく。

夕食は簡単に、

  • にんじんと生姜と油揚げの炊き込みにごまたっぷり

  • 厚揚げにキムチのっけたやつ

  • めかぶ

  • さつまいも、油揚げ、たまねぎのお味噌汁

でした。

食後は昨日買ったおけさ柿を剥いて、ほうじ茶と。

栗原康『はたらかないで、たらふく食べたい』増補版を読みはじめた。とても良い!今ちょうど読まなきゃいけなかったんだよ、アナキズムの本をさ。婚姻制度とは奴隷制度である、という伊藤野枝の「矛盾恋愛」が引かれていた章が良かった。伊藤野枝、もっと読みたい。もうほんとに働きたくないので、大笑いしながら読み進めることにします。やりたいことしかやりたくないよ。