2024.10.26

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朝遅めに目が覚めてうれしい。早朝覚醒がなくなってきた。土曜日にゆったりと起きるなんて理想的だ。

ただうだうだとベッドから出られなかったので、パートナーに連絡して電話を繋いでもらい、その助走でなんとか起床。やらなきゃやらなきゃと溜めていた(溜めないほうがいいですよ)いい服や買ったばかりの下着などをおしゃれ着洗いして部屋干しした。宮崎から届いた豆をあけてコーヒーを淹れ、クッキーを食べつつ、わたしもパートナーも明日投票予定なので「比例どこに入れる?」と訊いてみた。なんとなく感じていたが、わたしとパートナーは違うところに入れそうかなと思っていたので、「言いたくなかったら大丈夫なんだけど」と断りを入れつつ。予想通り違うところへ投票予定だったので、自分のスタンスを開示しつつ理由を聞いてみたらとてもおもしろかった。今後の議会運営や政治状況に求める変化、投票先の議席拡大の目的など、自分の一票をより効果的に使うためのアプローチの違いを理解し合うことができ、非常に盛り上がった。 スタンスが違うほうが楽しい!政治=選挙での投票に限ったことではなく、普段の会話や、路上のデモや、オンラインアクションや、買い物だったりする。民主主義とは終わることのない話し合いと可変性のことだし、投票という行為そのものだけではなく、そこに至るまでの道のりや学びや他者との会話をたいせつにしたい。「投票はチェスの一手」とはソルニットの言葉。どういう目的を持ちどういう計策を立てどういう行動を選ぶか、そういう話をまわりの人たちとどんどんしていこう。

投票だけが政治ではない。政治を、それを動かす手段を、「投票」にだけ限るような言説には抗っていきたい(「投票でしか変えられない」など。)。「投票」は、よりよい社会をつくる一手段であって、唯一ではない。ともに暮らしているというのに選挙権がなく排除される人々(例えば在日コリアン、例えば受刑者)がいて、健常者主義の上にあり(例えば病気で入院すると不在者投票や委任状も一苦労で投票を諦めなければいけないケースがある。他にもアクセシビリティが保障されていない事例はたくさんある)、投票所は繰り上げで閉まったり、すぐ行ける場所になかったりする。「誰にでも保障される権利」ではないのだから、権利を持っている人は行使したほうがよいけれど、投票「だけ」が政治に参画する唯一の方法だと言ってしまえば、そこからさまざまな理由や事情で排除される人々はどうなってしまうのか。誰もがさまざまなかたちで政治参画できる。パワーがある。手段が、方法がある。政治を「票を投じること」に矮小化せずに、それに付随するすべてのこと、付随しないそれ以外のことも、積極的に実践していたいと思う。

パートナーと「もっと政治の話してたいね」と言いつつも、パートナーは他の通話予定、わたしは友人と遊ぶ予定が入っていたので、またねと電話を切って家を出た。ものすごい頻度で着ているsuzuki takayukiのイージーパンツに、GASA*のアイボリーのタートルネックをおろした。編み目が繊細で美しく、一目惚れしたタートルニット。どうしても友人に見せたかったのだ。アクセサリーはkamiori kaoriのクロスのピアス、ビーズのピンキーリングを。服や靴を見に行くつもりだったので、シンプルなアイテムと色合いにしておいた。せっかくかわいいスタイリングだが、姿見がないため全身の写真が撮れず、記録に残せない。ちょっと悔しい。想像してください。

友人とハチ公前で待ち合わせ、二人とも空腹だったのでロス・バルバドスへ。この前満席で入れなかったので、お昼も過ぎたこの時間ならいけるだろうと入ったら、ちょうど2席空いていた。半分くらい、いやおそらくほとんどがヴィーガンの料理(ノンベジのほうがオプショナルな感じ)で、きちんと表記もあり、豊富な選択肢のなかから嬉しく選んだ。わたしはピーナッツ煮込みのプレートをジェロフライスで、それからスワヒリチャイ(ソイミルクだった)。

水色の柄物のうつわに、ピーナッツの煮込み、青菜、野菜の煮込み、揚げバナナがのっている。

一口食べる毎に「おいしい!」と新鮮におどろく。揚げバナナはふわふわもちもちで特に好みだった。なんて美味しいんだ……。すっごくすっごく好きな味、嬉しすぎて始終にこにこ「おいしい!」と口に出していた。また来て違うごはんも食べたい!お店の外にも見えるように「パレスチナ侵攻やめろ」のポスターが貼ってあったり、パレスチナを知るキーワードのチラシが置いてあったりして、信頼のおける素晴らしいお店で助かった。安心して選挙の話をした。

それから目当てのSTILL BY HANDのペンチェックのマフラーを見に服屋さんへ。マフラーはすこし離れたところにある倉庫から出してきてくれるとのことで、持ってきてもらう間に向かいのSPBSに寄り、ROTOTOのわりあいローゲージの靴下をさっと購入。連絡をもらい、戻ってマフラーを検討したが、結局他のむっちりとしたマフラーの色や質感のほうが好きで、継続検討となった。そちらは素材のわりに価格も手頃で、膝掛けにもできてさっと羽織れるような大判のマフラーなので、ボリュームも使い勝手も良さそうだなと思いつつ、マフラーって無限にあるので他にもきゅんとくるものがありそう。次の目当てはbeautiful peopleとREPRODUCTION OF FOUNDのコラボスニーカー。リプロのスニーカー、サイズを揃えているお店をあまり知らないので、いい機会だと見に行ってみた。履いてみるといまいちしっくりこず、別のブリティッシュトレーナーを継続で探そうかな、になった。

PARCOを出たところで、「どうする、ケニヤン行く?」と言ったら「今同じこと考えてた!」と言われた。気の合う友人でうれしい。いざケニヤンに到着したら行列で、「わたしのオアシスが……」と涙しつつ、裏手にあるマーガレットハウエルカフェへ。以前同じようにケニヤンに列ができていたとき、友人が教えてくれて行ったのを思い出したのだ。800円でたっぷり3杯の紅茶が飲める。他に思い当たるカフェもなく、足を運んでとりあえずひととおりマーガレットハウエル店内をぐるり。アイボリーのぽんぽんつきベレー帽に「かわいい!」と言い、店員さんにコート探しの相談をしてから、満を持して「座ろっか」とそのままカフェへ。ミルクに合うという紅茶を飲みながら、リラックスしたおかげか友人もわたしもあくびが止まらなかった。欲しい服の話をしていたとき、「これ欲しいよね」が被り、「双子コーデでもないのに偶然同じ服持ってるなんて、わたしたちめずらしいよね」とめっちゃ笑った。色違いのレースのベスト、同じポシェット、柄違いのトートバッグを持ってます。「えっ、同じの持ってる!」になるのおもしろすぎる。いろいろ他にもお揃いがありそう。

休息をしっかり取って、また服屋さんへ。ポップアップをやっていたが、店員さんが裏から他のものもいろいろと出してくれた。コートを探していたのにここまでまったくヒットがなかったが、このお店で可愛いコートに続々出会い、超楽しかった。フード付きのコートを着れば「魔法使いのローブみたい」、アイボリーのショートコートを着れば「ペンギンの気持ち」、メンズサイズのチャコールのカーディガンを着れば「高校時代に戻ったよう」などと言っておりました。いろんな服を着ると、いろんな気持ちになれるね。以前から気になっていて試着できなかった(メンズなので、メンズラインメインのお店で見たときには試着しようとはなれなかった)YOKO SAKAMOTOも「好きだけど着たことなくて」と言ったら出してくれ、着てみるとはっとする安心感。質のよさにきゅんときてしまい、色で散々悩んだ末、値段も気にせず購入してしまいました。コートが遠のいたが、ものすごーくかわいい!にこにこで「また家に遊びにきてね」と行って友人と別れた。

帰ってきてからどんどん、(高すぎたかも………)としょんもりしてしまった。高すぎです。えーんとなったので、とっても眠たかったけれど、その状態で恋人に電話つないでもらった。袋からカーディガンを出して、「あ、やっぱりめっちゃかわいいわ……」となってから寝た。

友人と遊んでうれしい日だった!