2024.6.3

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公開:2024/6/3

昨日は遅く帰ってきて、ビール二杯で酔っ払って、恋人にボイスメッセージを送って話しながら泣いたので、朝起きるのも遅ければまぶたもふっくらしておりました。

今日は仕事でやることがたくさんあることに耐えられなくて、うう…… となってすごくきつい日だった。空にも重く雲が垂れ込めている。起きてくるのが遅かったので、朝ごはんはなんとか食べて、シャワーを急いで浴びた。最近あまりグリーンクレイペーストを塗れていなかったので、ひさしぶりにやった気がする。背中の肌荒れは、すこしずつ落ち着いてきた。

今日は白のティアードワンピースにデニムを履いて、リネンのベージュの靴下、黒のバレエシューズにした。ワンピースのボタンの色合いに合わせて、ゴールドが入っている金木犀の指輪と、ビーズの指輪もつけた。友人が本と一緒に貸してくれたオフホワイトのトートバッグを持ってみる。

身支度が終わって、あまりにもしんどくてベッドに倒れ込んだ。家を出る前に、こうしてへたってしまう。じっと動かずに、大抵横向きか俯せになっている。

それでもがんばって1時間遅れで家を出た。眠気がものすごく、こんなに眠いのはいくらなんでもひさしぶりだった。あらためて、もっと適応障害の症状が酷かった頃は毎日この眠気のなかで生きてたんだ…… とおそろしい気持ちになった。身体がだるいというより、ふわふわと力が入らない。眠気が身体いっぱいに広がって、風船みたいになっている気分。

もう何もする気にならず、YouTubeの動画を再生しながらずっと目を瞑って出勤。電車を降りて、信号待ちのところで気づきました。鍵、忘れた。

またやっちゃったよ!

今日は来客予定もなかったので、そんなに焦らず落ち込まず、家に帰った。片道1時間以上かかるので、鍵を忘れて取りに帰ると、出勤だけで3時間半になる。この移動時間、一体なんなんだろう。もう在宅でいいだろ。

家に帰ってきて、鍵のはいったポーチを探し当て、スマホの充電をしている間にベッドでまたぐったりした。疲れているときは、自分の呼吸が大きく、荒くなる。いかにも、「疲れています」「もう眠いです」という感じの音になる。逆に、何かに集中していたり、落ち着いていたりすると、細く長く、音も静かになる。自分の呼吸を観察しながら、身じろぎもせずベッドに倒れていた。

充電もある程度でき、ベッドから起き上がって二度目の出勤をするところで、病院帰りの母に遭遇した。鍵を忘れて取りに帰ってきたこと、今日は元気がないことを話すあいだ、ギプスではないほうの手で、わたしの手を握ってくれた。そこにいてくれる身近なひとの存在が、身体にふれてくれることが、ありがたかった。

出勤してそのままお蕎麦を食べに行った。今日は月見と決めていたが、新玉ねぎ天があたらしく出ていて、気になってトッピングしちゃった。贅沢!

出てきたお蕎麦を見てびっくり。新玉ねぎ天、でかすぎる……!

蕎麦のどんぶりに、ねぎと卵、うつわの3分の2くらいの大きさのスライスした新玉ねぎの天ぷらがのっている。

こんなに玉ねぎのスライスの直径がでかいことあるんだ。すごい。天ぷらの予想外の気前のよさに驚かされる。

もうこの時期になると、あたたかいかけそばを食べるとひと汗かく。それが毎回嬉しくて、あたたかいかけそばのつゆをごくごく飲んでいるところがあります。

仕事場に着くと、もう14時半だった。残り3時間半、と数えて、この気分の落ち込み状態でどう乗り切ろうかと算段をつける。

とりあえず今日やるべき仕事は何もできないな、ということが容易にわかったので、それはすっぱり諦めた。留守電を確認し(それすら動悸がするくらいハードルが高い)、メールすら返したくなかったが確認して返した。それでもうおしまい!

あとの時間は本を読んだ。三木那由他『言葉の展望台』を読み切る。最近読んだ他の本と内容も被っていたので、さらさら読んだ。

途中、舟を漕ぐくらいの大波のような眠気に襲われ、大きな机の上に横たわって目を瞑った。眠れるわけではないのだが、意識がなくなる、という感じ。硬い机の上で、気づくと45分くらい経っていた。

読書を再開し、やっと高島鈴『布団の中から蜂起せよ』を読み始めた。フォントがかっこいいね。高島さんの文体に引き込まれる。速度のある、貫く言葉。

最後の30分くらいで、総会で使った荷物や机の片付け、観葉植物の手入れをした。明日は来客がある。

朝のうちに、今日の調子ではとても市民運動の会議には行けないと確信し、Zoomにしてもらえるよう頼んでおいた。本当は共同代表に就任するタイミングなので参加するべきなのだが、夕方になっても回復しておらず、とても無理だと思った。休まないと……。せめてオンライン参加でと、帰り道から会議を聴く。

帰ってきて、ぜんぶ服を脱いでベッドに潜り込む。だんだんお腹も空いてくる。「サイゼのミネストローネが飲みたい」と思いつき、「疲れたからこのまま寝たい」と天秤にかけて、サイゼが勝った。ベッドから這い出て、ロンTに着替えて、雨の中を歩いてサイゼに向かう。一人でサイゼに行くことにもすっかり慣れた。やわらか青豆のサラダ、カリッとポテト、田舎風ミネストローネ、ミニフィセルを頼んだ。今日は青豆のサラダ以外はしょっぱく感じたが、多分ポテトがかなりしょっぱいし、フィセルと被る重たさだった。でもあの「カリッと」の部分が好きだし、普段あまり頼まないのでひさしぶりに食べたかったのだ。全体的なバランスは好みだった。食べたいものが全部食べられて、満足。

帰ってきてまた服を脱ぎ、歯を磨く。会議はまだ続いている。多分長いだろうと思ったら、18時半から21時までかかった。本当にオンラインにしてよかった。現地で参加していたら、疲れ切ってだめになってたな……。会議を聴きながらごはんが食べられたので、いつもみたいに会議にプラスで時間がかからず、それだけでも今日はよかった。

ぴかっと窓が全部光る。しばらくするとごろごろと地響きのような音がする。すっかり雨も本降りになった。

音楽を流しながら日記を書く。

Sam Wilkes、Craig Weinrib、Dylan Dayの「When I Can Read My Titles Clear」に、外の雨音も混じってすごく良い響き。飽きずに何度でも繰り返し聴いていられる。

BADBADNOTGOODのEP『Mid Spiral: Growth』もとても良い。明るすぎず、ウッドベースの音が心地いい。いつものjazzyさ、そしてキャッチーさも健在。

今日はぐっすり眠ろうと思う。