2024.6.10

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公開:2024/6/10

好きなこと、信号待ちで踊ること。

踊ると言っても、ヘッドフォンをつけて、音楽のベースや歌に合わせて身体を揺らしてリズムをとるだけ。わたしは歩きながら、立ち止まりながら、たくさん踊る。街中で踊るひとを見かけることはそうないが、わたしは街中で踊っているひとでいたい。

今朝は、猛烈な眠気に襲われていた。23時に就寝し、5時半ごろに一度目が覚めた。二度寝して7時。そこから「うわあ、なんだこの眠気……」となってうとうとまた眠ったら、8時半になっていた。本来なら家を出る時間である。曇りの暗さ+月曜日にやられてしまい、ぜんぜん起き上がれない。最近気づいたが、わたし月曜日ってだめだ。毎週かなりな遅刻をしている気がする。

なんとか起き上がって階下に降り、梅醤番茶を作って飲んだ。お椀に梅干しをくずし、そこに番茶を注いで、アコメヤの出汁醤油をすこし垂らす。梅干しの華やかな香りの酸味に続いて出汁の味もじわっと広がり、最後にお茶の香りがふわっと抜けていく。去年の秋、FRUEという掛川のフェスで飲んで大喜びして以来、ずっとやってみたかった飲み物。生姜のしぼり汁を入れるらしいが、なくても十二分においしい。ごくごくと3杯飲み干してすっかりぽかぽかになり、汗をかいた。

シャワーを浴びて汗を流し、髪だけセットして日焼け止めを塗る。昨日コルギの際に塗ってもらったクリームのおかげか、肌がいつもよりやわらかい。これはクリームを買った方がいいんじゃないかと思いついたので、気になっていたARGITALのエキナセアクリームを買った(ARGITALは全部ヴィーガン!ありがとう!)。コスメはお試しにメルカリで買う、というのがすっかり定着したな。

食器を片付けて洗ってまた片付けて、までやった。洗濯物は干し忘れた。

買ったばかりの服をすぐ着る人間ことわたし、嬉しくなって連日リピートして着てしまう。コットンのアイボリーのくったりしたパンツを履き、濃いグレーのロンTに、同じ色のクッキー柄の靴下。ものすごい眠気に襲われながらも、なんとか家を出た。

月曜日朝の不調にざわざわしていたので、ひとが話しているのを聞きたかった。でもYouTubeには観たいものなんかないです(いつも、気を紛らわすためにインスタントな「物語」を延々と再生しているのだ)、という気分でPodcast「寅の子すて〜しょん ep.83 "有害ではない"男性性/おもしれー女になりたい」を再生。

聴いているうちにとても落ち着いた。Podcastは動画と違って「ちゃんと聴かなきゃ」と意気込んで、えいっと聴くことが多い。しかし、ざわざわするときには「聞き流してもいい」と自分に言い聞かせてでも、Podcastを流したほうがいいかもしれない。動画のあの「時間を塗り潰すために流している」感じは、一面では自分の精神を保ってくれているのだろうが、確実に削れていくものもある。

到着したのはお昼の12時すぎ。およそ2時間の大幅な遅刻である。来週の月曜日はどうだろうか。

眠気もすごいし、何もやる気にならないだろうなと思ったので、まずわんさか届いた郵便物の開封をした。帰宅後の家事と同様、「座らない」ことがポイントかもしれない。そのまま溜まったニュースレターや新聞の仕分けをして、古紙をまとめる。メールを返信し、請求書がきたものを振り込み、口座を見たついでに出納帳や台帳をつけた。作業しているうちに、発送予定のニュースレターが納品される。郵便物の用意をして、郵便局に行く。書類に押印してもらうために他の弁護士事務所まで電車で行き、その往復1時間ほどが今日の休憩時間だった。登記申請書類のコピーを作成し、必要な連絡をする。もういつもなら帰ろうとする時間から市民運動のことをやったら、定時をすこし過ぎてしまった。そのまま退勤。仕事中、ずっと原口沙輔をリピートしていた。5時間も仕事をしまくった、めずらしい日だった。午前の眠気からは想像もできなかったことだ。終業時には「明日もがんばれそう」とまで思ったのだが、おそらくただの慣性である。

一日音楽を聴いていたらヘッドフォンの充電が切れたので、帰り道は日記を書いて過ごした。

帰宅したら、めずらしく母がわたしのベッドで本を読んでいた。骨折の経過が悪く、手術が必要になるとのこと。そしてまたパートナーと喧嘩し、落ち込んでいたらしい。母は骨折の前後から気が立っていて喧嘩が増えたらしいが、わたしから見れば、二人とも「いつも通り」にやろうとしているから不調和なのだ。屋根から落ちて死ぬかもしれなかったことはおおごとだし、足が滑った瞬間の恐怖や二日寝込むほどの痛みは身体にこびりついているだろうし、平静でいられないのも無理はない。それを母のパートナーは「大丈夫だよ」とおどけてみたり「もう治った?」と急かしたりするらしいのだが、それって「あなたの痛みはどうでもいいし、心配したくないし、考慮したくない」と言っているのと同じじゃないのかな、とわたしには感じられる。大事なひとに、痛みや恐怖、不安をないことにされるのは、やっぱり傷つくものだと思う。「いつも通りではないことを、自分でちゃんと分かったほうがいいし、パートナーにも分かってもらえるといいね」と話した。一時間くらい話したら、「元気が出た」と言って階下に降りて行った。

母と話しながら、ライチを剥いて食べた。ぷつりとみずみずしいライチがすごく好きなので、ある分食べてしまった。

今日はグレーズのかかったレモンケーキを口にしただけで、食事は夜まで何もとっていなかった。おなかすいたなあ。母のパートナーが帰るまでキッチンには立ち入れないので、いつも外食で済ませている。この生活からはやく抜け出したい。母とそのパートナーが喧嘩すると、かならず「はやく引っ越せ」と急かされる。なるべく共用部に立ち入らないようにして、食事も外で済ませてと、最大限譲歩しているが、うまくいかないな。

ベッドに寝そべって、パペットスンスンを観る。うふふとなる動画。スンスンのスタンプほしいね。