2024.9.12(3)

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公開:2024/9/12

中高の友人たちとナポリピッツァを食べてきた。

ブッラータチーズと季節のフルーツ、トマトのサラダ。バルサミコソースがかかっている。
STGマルゲリータピザ。
ビスマルクピッツァ。

ふわふわもちもちであった。たくさんしゃべってうれしかった!みんなのこともっと知りたいよ。

ここ最近読んだ本を記録しようかな。メモノートに書いただけで、ここに書いていないのだった。平尾昌宏『ふだんづかいの倫理学』、『見えない性的指向 アセクシュアルのすべて』、朝出勤前の45分で読み終えた『あなたを疲れから救う休養学』、阪井裕一郎『事実婚と夫婦別姓の社会学』、森山至貴・能町みね子『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話』。ZINEは風音『ひとりぶんしかありません。』と『感情に鮮度があるうちに』、朗読会の原稿集『怒りとフルーツ』、吉田按配・美音子『やさしい半月』。

買った本は、谷川俊太郎『詩人なんて呼ばれて』(文庫のあたらしいやつ)、『男はクズと言ったら性差別になるのか』。

こうやって並べると、あまりにも日記を書いていない時期が長すぎるな。2週間で10冊くらい読めてるなら、年間240冊は読めている計算になる(なお、都合がいいデータのみを推論の根拠に用いています)。

今日友人たちと話していて、たしかにわりと本を読んでいるほうなのかも…… と思った。エッセイや小説ではない本(人文書?名前がわからない)を読めることがまずすごい、と言われて、たしかにわたしを読書に駆り立てるのってなんなんだろう、と思う。「知りたい」なのかな。

最近読んだなかで特によかったのは、まず阪井裕一郎『事実婚と夫婦別姓の社会学』。事実婚にしようと話しているなかで、「そうそう、これが知りたかったんだよ」が詰まっていた。自分たちの関係をどうやっていこうか、と自分の身に照らしながら読んだ。政治的な取り扱われ方の変遷を追ってくれたので、事実婚のどのような側面が自分の信念には合っているのか、というのをこまやかに検討できた。「個人の自由」をめぐり、公権力の私的関係への介入をどう捉えるかによって、保守と革新の立場が入れ替わったという点がすごく興味深く、自分は何を大切だと思っているのか、何を権利として持ちたくて、どんな状態をいいと思うのか、理念として追求したいのか、ということを、本を手に取ったとき以上に読みながらいろいろ考えた。

森山至貴・能町みね子『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話』もめちゃくちゃよかった。読みやすかったし、多分今クィアに必要なのってこういうおしゃべり=対話である。これはぜひ読んでほしいなあ!お二人のためらいや葛藤は身に覚えのあるものだったから、一緒に話しているみたいな気分だった。

ということで、最近読んだ本覚え書きでした。

帰り道、パレスチナへの寄付になるヨガレッスンに申し込んだ。

8月と書いてあるけれど、パレスチナ解放までやる、とのこと。現在は、ガザに水を届けるプロジェクト寄付する予定だって。信頼していた鍼灸(難民支援を掲げていたり、パレスチナのバッジを配ったりしている)には、引っ越しで遠くなって通えなくなってしまったので、それと同じ値段で自分のからだを動かします。そして寄付もします。いままで、自分の収入的には寄付をできる余裕がないなあ…… と、イベントやデモに行った際に申し訳程度にカンパ箱に入れていたくらいだったけれど、本やヨガレッスンがまるまる寄付になるのだったら、いくらでも寄付できちゃうな。寄付となるとなかなかぽーんとはできないわたしにとっては、ほかの選択肢を用意してもらえていることが本当にありがたい。ヴィーガンのものを選ぶとか、ボイコットをするとか、「買い物は投票」的にエシカルなものを割高であっても買って(あるいは非倫理的なものは買わないようにして)支援するようにしているけれど、「買ったらそれが寄付になる」という直接的な商品・サービスももっと増えていったらありがたいなあ。

食べすぎでお腹がちょっと痛い!おやすみなさい。