子供の頃から、たまにのどが痛くなることがあった。風邪のときとかとは全然違う、奥から締め上げられるみたいな、うまく形容できない痛み。ここのところ、あの痛みがすることがまた増えている気がする。ほんと何なんだろう、という疑問がわくところまでは今まで通りなんだけど、今日はそれに対して「もしかしたら逆流性食道炎の症状なのかも」という回答が頭に浮かんだ。のどが痛いだけなら後鼻漏かもしれないが、喉が詰まるような症状(梅核気で検索すると出てくるやつ)もあるから、それらが同じ原因だとすると、逆流性食道炎のほうが当てはまる気がする。梅核気的症状のほうはアレルギー(花粉症とか)も疑っているけど。
どれもあくまで可能性で、痛みも不快感もまったく解決してない。けど、こういう情報があることで、いざ診察を受けようと思ったときにどの科に行けばいいかを考える手がかりになる。診察時にも、どういう症状か説明もしやすい。何より、症状が気のせいでもなんでもないと言ってもらえたような気持ちになる。それだけでも、目の前が晴れたような気持ちになる。確かに身体の中にあるつらさを、子供の頃はずっとなかったことにされてきたし、これら症状を軽くしようとする咳払いや鼻すすりを「うるさい迷惑な行為、我慢すべきもの」として扱われてきたのが本当につらかったから。
こういう、「うまく説明できないけどつらい症状」に対して、医学的に可能性を考え、適切な診察へと導いてくれる診療科があればいいのだけどな。あるのかもしれないけど。あっても結局医師の熱量によるのかもしれないけど。
10年ぐらい前だったと思うけど、ある日突然喉が痛み高熱が出て、それが数日続いたことがあった。確か週末にかかるときで、大きい病院の休日診療に行ったら「風邪じゃないですか」的な診断をされ、解熱の薬を処方されたけど症状は治まらなかった。それで週明けの朝いちで、居住地域のちょい大きめの内科に行ったんだ。そこで何を言われたかもう覚えてないんだけど、ボロクソに言われたという印象と、病院を出たあと号泣したということは覚えている。健康だけが自慢みたいな人間こと私が数日高熱で苦しい思いをしていて、なけなしの体力を使って頼りに行ったのに、なんでこんな精神をバキバキに折られるような仕打ちをされなければならんのだと思った。
あの感情だけが強く残り続けていて、よくわからない症状で診察を受けるのがちょっとこわくなっているところはある。もちろん、素人のネット検索でわかった気になってはいけない、というのは常に念頭に置いておかなければならないが、ああいう思いはもうしたくないし、誰にもしてほしくない。そこで、「不定愁訴を面倒がらずにヒアリングして診察・検査し、適切な科へ振り分ける科」みたいなところがあったらなあと思うのであった。
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仕事がひと段落したので、今日はフェルトやったるかーとも思ったが、その前にすることがいろいろあるだろうと思い直した。ZINEの予定も考えたいし、借りてきた本も読みたいし、仕事のデータ整理もしておきたい。
とりあえず午前中は、遊びたがっていた猫と一緒に過ごした。そうしてひらめいた。「延び延びになっていた猫の尿検査、今日済ませてしまえばよいのでは……」。猫トイレウォッチ用カメラの録画データを見ると、最後の排泄は夜中で、次は午後の診察時間に間に合う時間帯にするのではないかと推測できた。いけそうだ。外に出るならついでに済ませておきたい用事をまとめておこう。図書館。ネップリの印刷。この土曜日にチョカ(親戚の子)とつくるチョコレートの材料の買い物。
この時期はどのスーパーにも100円ショップにもチョコレートやチョコの材料が並んでいて、それを見るたびに、2000円の義理チョコのことを思い出してしまう。1週間経ったのに、このことを思い出すたびに感じる痛みが弱まらない。相当ひきずってるな……。やっぱり一度ちゃんと書いて気持ちを整理しよう。
猫の尿採取は、期待していた時間より少し遅くなったけどできて、検査結果もおおむね問題なし。先月受けた健康診断で気になる数値があり、もうひとつの病院での検査とどう連携させるか悩んでいたのだけど、そのフォローを先生がしてくださっていた、ということが少し前にあった。そのお礼も伝える。……あっ、それこそチョコか何か買っていけばよかった〜〜。お礼とか挨拶(要は人づき合いということか)に慣れていないと、こういうところで思考が届かなくて、あとでああすればよかった、こうすればよかったと気づく。そんな自分が残念。
(2024年2月7日付の日記)