近年、新しいことを学習しても脳内に浸透する感じが全然しない。韓国語を勉強したいのだけど、ちょっとやそっと本を読んだり音声を聞いたぐらいではまったく入ってこない。
今、Duolingoで英語を勉強しているのだけど、幼小中高と英語を勉強してきた蓄積の強固さを実感する。聞き取りやしゃべりはまったくだめだし、ボキャブラリーも貧困だけど、文法はわりとわかる。なじみの薄い文法が問題として出てきて誤答したときのリカバリー(覚え直し)はやっぱり遅いけど、ゼロからのスタートではないなという感覚はある。
30歳ぐらいのとき、中国語を勉強した。1年間スクールに通って初級中国語を学んだ。30歳ぐらいだったからなのか、授業で教わった内容をノートにまとめ発音も練習するなどけっこうしっかり勉強したからなのか、その両方か、今みたいに「全然浸透しないな」と思った記憶はあまりない。その中国語もたまにDuolingoで勉強するけど、やっぱり、初歩的なことはある程度まだわかる。
しかし、韓国語はこの年齢でゼロからのスタートだ。ちゃんと時間をかけて書いたり読んだりしてようやくゼロが1になるぐらいなのだろう。やっぱり、勉強するならもっとちゃんと時間とらないとだめだな。
今日はコロと「一緒にマインクラフトをやる」という遊びをした。数週間前にマインクラフトを始めたコロは、もう難なく操作をこなす。他方私はといえば、操作もおぼつかなく、ちょっとしたアイテムをつくるのも一苦労だ。操作のことやゲーム内のルールの理解が自分の中にしみこんでくる気が全然しない。直感的に操作できる部分が大きいからどうにかなっているものの。
遊んでいてわからないことがあったらネットで検索する。しゃがむにはどうすればいいのか。コマンドはどうしたら使えるのか。このアイテムは何に使えるのか……そういうことを一つひとつ、手元のスマートフォンのブラウザで検索する。そうしてゲーム情報のサイトを開くと、そこには大量のアダルトコンテンツの広告がある。本当にひどい。コンテンツのエロさをにおわせる広告のみならず、直接的な描写もある。気分が悪くなる。今はまだ私が検索しており、その画面を小さい子に見せずに済んでいる。けどそう遠くないいずれ、コロは自分で検索するようになるだろう。そうなったときにこのひどい広告の山にふれさせるのは本当にしのびない。
私だって小学生の時分から親の買った『モーニング』で島耕作とかを読んでいたわけで、それほど心配することではないかもしれない。でも、今ネットの至るところに表示されているエロ広告群はどれもえげつなくて、都合のよい女性(表象)(像)が都合のよいモノとして都合よく消費されているものばかりだ。「広告を表示しないブラウザを使えばいい」ということではなく、もっと根本的にゾーニングが必要だ。絶対。
(2024年4月6日付の日記)