朝起きると外が暗かった。くもり。雨も降るとか降らないとか。そういえば、今週は雨予報続きだと妹が言っていた。この天気では猫もひなたぼっこできず、テントで寝ている。その間に私は、昨日終えられなかった仕事を仕上げて宅配で送る準備をする。
それが終わると、猫の昼ご飯の時間になっていた。私が台所に行こうとすると、猫もちょうどテントから出てきた。そういう時間ですよね。引き出しから猫フードを出そうとすると、もう残り少なかった。補充しなければ。補充用フードは私の部屋のクローゼットにある。クローゼットを開ける。クローゼットの消臭剤が切れかけている。下駄箱から消臭剤のストックを出そうとして、同じ場所にストックされていた水に気づく。そうだ、水を補充しておかないt……となった辺りで、「私は猫にご飯を出そうとしていたのだった」と思い出す。猫にご飯を出して、逆回転でこれらのこまごま作業を遂行した。
ひと仕事終えたし、今日は、仕事中ほったらかしにしていたこまごま作業や保留にしていた決断をする日にしよう。まずはブラウザで開きっぱなしにしている大量のタブをどうにかすることから。最近、ブラウザの挙動が明らかに重くなっていて、ずっと以前に使っていた古いパソコンの、クリックが1テンポ2テンポずれるあれが再現されており、非常に困っているのだった。でも、タブを開きっぱなしにしているのは前からだし、何が原因かは厳密にはわからないのだけど。私は、MacのOSのアップデートかchromeのアップデートが何か影響しているのではないかと疑ってもいる。ともかく、挙動が遅れるのは困るので、まず手元でできる対策として、タブを閉じてメモリ消費を減らすことから始める。
開きっぱなしのタブはいずれも、読んだり送信したり引用したり、何かしらのアクションをしようと思って開いておいたものだ。それがたまっていっては、こうして読んだり返信したり引用したり、あるいは「いずれ読む」とOneTabにしまいこんだりして、タブを減らしていく。この繰り返しに、私は生活の相当部分を費やしている気がする。これのために生きさせられている気すらすることがある。
少し前にSNSで(だったと思う)不要なメールを毎日削除する時間の不毛さを綴った投稿を見かけて、とても共感した(私は不要なメールの削除にもまあまあ時間を使っている)。ただ、ならばタブを最初から開かないほうがいいかというと、決してそうではない。それをしないということは、私は社会のことを知らず、社会に対して何のアクションもせず生きているということになるのではないか。多くのタブを開くこと、それ自体は悪くないし、自分にとっては必要なことだと思う。ただ、開いたそのときに必要なアクションをとることができずため込んでしまうこと、生活に余裕がないことに問題があるのだ。それでも、ずらっと並んだタブを片っ端から開いては閉じ……に「何やってんだ」となる瞬間はある。
それが終わって、今日することのリストを書き出し、またMastodonのカスタム絵文字でチェックを入れていく。こまごましたことばかりだけど、リストの半分ぐらいはできたように見えて、やった感がある。
日本政府に言いたいことは日々いろいろある。深刻な問題からものすごく深刻な問題まで、本当にいろいろ。今日もパレスチナのことを書いて送るつもりだったけど、「離婚後共同親権の導入に反対します」に変えた。
基本的には「国会は通年で開いて大事なことを議論し、山積みの課題を片っ端から解決すべく仕事すべきだ」と思っているのだけど、自民党が政権を担っており、議席の多数を占めている現在、国会が開いている期間の多くは「危険な法案が通されてしまうかもしれない、不安でたまらない期間」になってしまっており、そのために「抗議が必要な期間」になってしまっている。国会が開いていようがいまいが、自民党が政権を担おうが担っていまいが、政権を監視するのは市民の重要な責務である、とはいえ、この有様ではこちらの「仕事」は日々増え続け、不安は日々募るばかり。議員という市民の代表に仕事を担わせている意味がまるでない。ほんと何なのだろう。どうして引きずり下ろせないのだろう。
【今日読んだもの】
「本読みデモ をやってみる会」やってみたレポ(主催者のInstagram投稿、2024/2/19)
自民、共同親権導入を了承 民法改正案、今国会提出へ(共同通信、2024/2/19)
「人間関係の強制」共同親権に高まる批判 反対ある要綱案、多数決でまとめる(生活ニュースコモンズ、2024/2/11)
離婚後共同親権制度の導入をはかる民法改正の拙速な動きに反対する決議(自由法曹団常任幹事会、2024/2/17)
(2024年2月19日付の日記)