起きたら予報通りの雨模様。しかし温度は意外と低くない。前日に猫が1回しか吐かなかったのが気になっていた。午前中は猫と遊んだりSNS見たりして、昼ぐらいからゆるゆると仕事。
「仕事があるから行けないなあ……」とはなから諦めていたイベントがあったのだけど、もう一度そのイベントのサイトを見返しSNSの投稿を見ているうちに「やっぱ行っとこ!」という気持ちになり、出かけた。
行っとこと思ったのは、ふだんなかなか入れない施設に入れること、ジャグリングを見られることもあったけど、人が集まるイベントを私はちゃんと体感しておいたほうがいいと思ったのだった。近年、リアルのイベントは「お金ないから行っても買えないし」「私が行かなくても行く人が大量にいるし」といった気持ちと新型コロナウイルスへの恐怖から、足が遠のき続けている。けど、ひとが行うイベントというものを、ひととのなんらかの協働というものを、頭の中でイメージしているだけでなく、その熱気を体験したほうがいいと思ったのだった。
そうして出かけていって、「ああ、こういうのやりたいなあ……」とつくづく思った。町の中のいろんなとこでいろんなひとがいろんなものを売ったり展示したりするの。私は参加できなかったけど(見落としていたんだーーーー電車の中で発見し超絶もだえ苦しんだ)街の案内もあったみたいだし。
他方、あのようなイベントは、ふだんからひとのなかにいるひとだからこそできるイベントという気もする。私なんぞに何ができるというのか。と考えてしまったりもする。「○○さんが書いた」でZINEにひとを集められるひとと、そうでない自分とを比較してしまう。でも比較してもしょうがないという気持ちもある。資本主義社会の商業的勝利を私は目指しているのだろうか、とも(いや、でも一定程度勝利はしたいんです、生きていくためにお金は必要だから)。
行きも帰りも、交通機関は空いていた。駅の地下街やデパートは混んでいたけど。帰りのバスは、自分の降りる停留所につくころには時刻表からだいぶ遅れるのが常だけど、今回は時刻表通りに着いた。大雨予報だから公共交通機関で出かけるのを控えたひとが多いのだろうか。
(2024年1月21日付の日記)