Regional Scrum Gathering Tokyo 2024(RSGT2024)だ。2日目が終わったところだけど、今年も本当に元気をもらっている。近年は毎年の年始一発目に行われることが恒例になったこのイベント、僕自身が参加させてもらえる様になって、もう8回目になる。え、8回目!?と驚く。
今更の話にはなるけど、去年開催されたRSGT 2023、やっぱりクロージング・キーノートの岩瀬さんの話がとても印象に残っている。エンジニアだったり、エンジニアリング・マネージャーという肩書でキャリアを積み重ねてきた人に「人事」というラベルがついて会社の「緩やかだけど確かな変革」に関わっている、という話には勇気をもらったし、その舞台が日本を代表する大企業であるという事実に「まだまだへこたれていちゃいけないな」と思わされた。
ひとつ、思い出話をしたい。
クロージング・キーノートのあった2023年1月13日、日本時間で13:00ごろ。このクロージング・キーノートが今にも始まろうという、そのワクワク感を書き込もうと開いたTweetbotの様子がおかしいと気づいた。いくら更新を試みても新しいツイートを読み込むことができない。最初に疑ったのは自分のアカウントが停止させられたのではないか?ということだったが、https://twitter.com からは問題なくアクセスができる。とりあえずはRSGTのDiscordに集中するのみだった。
帰り道。Twitterはサードパーティー・アプリのほとんどを予告もなく締め出したことがわかった。
今となっては皆さんがご存知の史実だが、そういえば当時はごく一部のクライアントは生きてたな、とか、そもそも「X(旧Twitter)」って書く必要が当時は無かったな、とか。1年前のことなのに、とても懐かしくなる。僕は今でも遠慮なくTwitterって呼んでるけどね。
帰路の電車の中でおおよその事実関係を把握した。最寄り駅から家まで歩くなかでなんとも言えない喪失感に襲われた。スマートフォンにはTwitterの公式アプリもインストールされてはいたものの、どこかしっくり来なかった。自分はTwitterが好きだったというより、Tweetbotを通して眺めるTwitterが好きだったんだなぁ、と気づいた。
この1年でだいぶ慣れたけれども、それでもTweetbotロスは治ってないかな、と思う。Tweetbotを開発したTapbotsによるMastodonクライアントIvoryも使って、TwitterからMastodonへの移住みたいなのを試したこともあったけど、やっぱりTwitterに住み着いている人々がいなければ意味がない。
失ったものをいつまでもウジウジと言い続けるのも良くないけど、今年だけは去年のあの日のなんとも言えない気持ちを書き残して置きたかった次第。