「哀れなるものたち」を109シネマズプレミアムで見る。

murainovy
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すっかり映画館に行かなくなっている昨今なのだが、ひとつ長かった仕事が終わって良い気分になったので久しぶりに映画らしい映画を見たくなった。となれば評判がいい「哀れなるものたち」にしよう。と上映館を探すと、新宿109シネマズプレミアムしか見られる時間にやってない。しばし逡巡して、ま1回くらいは体験してみようと映画1回4,500円という、僕からしたら大贅沢をしてみた。

入る前から既にやたらいい匂いが漂っている専用のラウンジへ。そもそも「専用ラウンジ」なるものに足を踏み入れることがほぼ無い日常を送ってるので、いきなりキョドる。併設されたオシャレなバー、TIMELESS MODEARNをテーマにした空間に飾られる様々なアート。歌舞伎町の喧騒から離れた落ち着いた空間。。。あまりのラグジュアリーさに、生意気なことやってんなあ俺!という気分に。なにしろこっちは、待ち時間に食ーべよ!と思ってカバンに焼きそばパンを忍ばせてるわけで、ゴージャスに対して何の身構えもなかったのである。

流石に焼きそばパンの袋をバリッと開けてムシャムシャするのも場にそぐわない行動かなと思ってその場で食べるのは我慢した。専用ラウンジで袋開けるタイプの食べ物は合わないような気がする。

4,500円高いなあと思っていたが、よく見るとフード(ポップコーン)とドリンクがチケット料金にインクルーシブされているとの説明がされている。インクルーシブ!「込み」とか「含」でいいのに言い方までカッコいいなあ。どこの映画館に行ってもポップコーンと飲み物で1000円くらいは軽くいっちゃうので、インクルーシブならべらぼうに料金が高いわけでもないし、これは!という映画や長い映画なら全然払っていい金額だと思う。

しかしこういう豪華な所で見るのは当然楽しいんだけど、最近は映画見るのにどうも気張っちゃうというか、なんか暇だしテキトーに映画でも見るか、って値段にならんかなとも思うのだった。