1月に観た映画

murainovy
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「ミュータントタートルズ ミュータントパニック!」

TMNTの時から知ってはいたので、ティーンエイジで検索してて全然出ないなと思った。面白かったと思うんだけど何故かあんまり覚えてない。

「最後まで行く」

岡田准一主演の日本版の方。笑えるというのは聞いてたけど、雰囲気的に犯罪サスペンスアクションみたいな感じだったので、斜に構えた笑いなのかと思ったら本当に爆笑コントだった。映画をひとりで観ててこんなに笑うというのもなかなか無いと思う。

「異端の純愛」

3本立てのオムニバス映画。意味が分からんな、と思いながらも唐突なギャグとか思わせぶりな音楽演出が面白いなと観てたら3本目でビックリ仰天。最近よく耳にする多様性の中には入ってないだろう人たちの多様性。言ってしまえば「変態」で片付けられてしまう人たち。ここに出てくる人たちを理解することは全くできないけども、だからこそ観た価値があるし、感情移入できないのは今回の題材がたまたまそうなだけ、という気持ちは持っていたい。

「ケイコ目を澄まして」

こちらから行かないと何も話しかけてくれない、みたいな映画。中島みゆきの「ファイト」で歌われる、戦わない奴らになってしまったような気がしている自分からすると、勝とうが負けようが闘っている人の姿を見ると、どうもすいません…という気持ちと襟を正される思いとが混ざる。ボクシング映画はいつもそう。

「Pearl(パール)」

面白いとは思うんだけど、かわいそうすぎて楽しめなかった。「ジョーカー」観た時と同じ。誰かがなんとかしてやれたんじゃないかと思いつつ、でも自分は助けない側の人間だろうなと思わせられて苦しい。

「Dr.コトー診療所 劇場版」

X(Twitter)で流れてきた中島みゆきのラジオにいたく感動した流れで、ちゃんと聴いたことがなかった「銀の龍の背に乗って」を聴き、これまた物凄く感動。よーし泣くぞー!という邪な考えで映画を鑑賞する。連ドラは一切観てないので分かるかな?と思いながらも、登場人物の関係性含めてなんとなく想像できるようにはなっていて、中盤までは結構いいなと思っていたら、終盤からラストにかけて良くないところ、受け入れられないところが怒涛のように押し寄せてきた。自分を犠牲にして誰かを助けるというのは場合によっては美しいことだろうが、老人で末期のがん患者の命を救うのと引き換えに失明し、自分の子供の顔を永遠に見ることが叶わなくなったコトー先生は、この時の決断と折り合いをつけて生きていくことができるんだろうか?コトー先生が将来とんでもない化け物に変貌する未来を想像してしまい、まことに恐ろしくなりました。コトー先生の犠牲で島の医療が成り立っている事を自覚しながら、コトー先生が死ななかったというだけで以前と変わらぬ笑顔を見せる島民に震え上がりました。後半の大変な状況のつるべうちがテンポ良すぎて笑っちゃったのが救い。