映画「グランツーリスモ」のこと

murainovy
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カーレースに興味を持ったことはないのですがこれは興奮した!メチャクチャ面白い!題材が好きかどうかはほとんど関係ないという点で去年の「THE FIRST SLAMDUNK」を思い出した。

どちらも何より競技自体の面白さを沢山の人に伝えるために選ばれたのが映画だった、という風に思えたので面白い映画だった、よりも、いい試合だったな、みたいな気分になる。

体育のトラウマがあって、スポーツ観戦をするようになったのがここ10年くらいからなんだけど、それでも思うのは、誰かが積み重ねた努力を最大限に発揮し、それを見ている誰かが本気で応援したり喜びあう姿を目にすると前提条件なく感動してしまうということ。で、それがスポーツの良さであることなんだなと。そこに「どんな人が」「どんな努力を」みたいな具体的な情報さえ必要ないことが多いなと。

というふうに思い至ったので「グランツーリスモ」にせよ「スラムダンク」にせよ、ドラマいらねえな、ちっとだりいな、早く試合見てえな、と思うところもあったりする。特にスラムダンクは試合の流れだけを編集したバージョンがあっても良さそう、と思った。でもそれだとただの試合か。

とにかく映画「グランツーリスモ」は観終わった後、即座にゲーム、じゃなくてドライビングシミュレータのグランツーリスモの方を検索してみるほどにコマーシャルとしても大成功なんじゃないだろうか。

あと、やっぱり勝利を掴むのに必要なのは才能と努力なのだなあとちゃんと思えるところもすばらしいです。