という話し、たまに周りにしているんですが引用元はフルカワユタカのコラムです。
わたしは中学生の頃は電気グルーヴ聞いてて、あの頃の電気はテクノというよりコミックバンドみたいな位置にいて、今みたいに有名になる前だったので周りで好きな人がいなかった。高校生になって電気好きなともだちが出来てすごい嬉しかった。
さらには、20歳の時に聴く音楽は14歳の時のそれの半分ほどの影響しか与えられないとのこと。
20歳の頃もまだ電気を聞いてたけど、高校生あたりからCharaとラブ・タンバリンズが好きだったのでそこから女性ボーカルにはまり、20代前半はACO、ボニーピンク(1stのころ)、オレンジペコーあたりを聞いていたと思う。オレペコからの流れでJAZZも聞いてみたいなと思ってた時PE'Zに出会い、(この頃から)アタオカなので「ウッドベースを弾いてる人が好みのタイプ」とか言っていた。が、付き合ってた人は残念ながらJAZZどころかV系が好きだったので、お互いの折衷案として一緒にいる時はトライセラトップス、スーパーカー、ART-SCHOOLあたりを聞くようにしていた。彼氏がMA(略…V系バンドです)のアルバムを買ってきた時は大喧嘩した。音楽性の不一致で別れるところだった(本気で)。
先述の彼氏と別れてから(別れの理由は音楽ではないし、別れとは全く関係ない話しなんだけど)わたしが突然邦ロックにハマり、当時まだ全然売れてなかったACIDMANを聞き出し、その元カレに「最近聞いてみたらめちゃ良かったので聞いてほしい」と聞いてもらったら、その後、連絡がくると思ったら「最近良いと思ったバンドを教えろ」「かこちゃんが良いというバンドは確かに良いし、売れそう」とのことで、思いついたバンドを適当に答えてた。アジカン、フジファブリック、レミオロメン(どれもまだ全然売れてなかった)あたりは言っていたのでご期待には答えられててよかった。それらのバンドが売れた頃には元彼と連絡とらなくなっていたのでどう思ってるか知らないけど。
真偽は不明だが、もうひとつ最近目にしたネットニュースを紹介したい。それは“人間は33歳から新しい音楽を聴かなくなり、35歳を超えると音楽自体を聴かなくなる”という説である。
30代になるあたりで音楽関係のコンテンツを扱ってるWebサービスのディレクターをやっていたので、音楽は聴かなくなるどころかパンクからオルタナまでいけるようになっていた。転職しても結局音楽を聴かなくなることはないし、なんならアイドルを聞くようになるまで幅が広がった。
40代になり、ようやく新しい音楽を聞き始めるのが大変なのが少しわかりはじめた。気を抜くと昔聞いてた曲を聞こうとするし、聞いたことない曲を聞こうとするとなんかつらいなって思うようになった。脳が硬化しはじめてるな〜と思って粘りはじめ、最近粘り方(とは)のコツがわかるようになったので、40半ばにしてまだ新しい音楽(最近はサイケが良い)を聞き続けることができるようになった。良かった。
40代でサイケ聞くようになってるのが良いのか悪いのかでいうと微妙だし、人類として自然に向かう方向に抗っているということは、弊害としてマイノリティのために仲間を見つけづらいとなる。同年代で音楽の話しをしようとすると「まだそのガム、味がすんの???」って言いそうになるぐらい古い音楽を味わっているようなので、話題にしないようになるまできた。たまに食べるマーブルガム美味しいとは思うんだけどね。