旅行が好きだ。本来であれば世界一周をしたいところだけれど、時間とお金を考えるとまずは身近な日本一周が関の山。数えてみたところ、47都道府県中、足を踏み入れていないのは残り11都道府県だった（加えて、通過しただけで立ち寄ってはいない県が2つある）。
初めて行く場所であれば、ベタに観光地と名産品を楽しみたい。二度目以降、もしくは日数があれば、気になるお店や景勝地にも立ち寄りたい。旅行地では積極的に色々な人と話す方だ。海外であっても、ホステルなどに泊まり、同室になった色々な国の人と身振り手振りで話すのが好き。知らない土地では、普段よりもかなり元気に過ごせる。日常であればバスや電車に乗ってしまう距離も、旅先であれば何なく歩いてしまう。
これまで行った旅行について、写真やイラスト、地図やパンフレットをスクラップした紙の旅行記を作りたい。併せて、文章でも残したい。文章で残す方については、この「しずかなインターネット」に記録していけたらいいなと思っている。
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世界一周を「したかったな」と過去形で考えてしまっている自分が悔しい。行こうと思えば今日にでも辞表を出して片道分の海外行き航空券を買えるのに、その勇気が出ない。周りで、仕事を辞めて好きな国に飛んでいる人、安心を捨ててチャレンジしている人を見ると眩しくて辛くなってくる。今の私は「東京は愛せど、何もない」状態で「意味なんかないさ暮らしがあるだけ」は真理だとつくづく思う。そしてその愛着もない暮らしを必死で生きていることが馬鹿らしくて仕方ない。それなのに、やはりどうしても今の日常を全て捨ててどこかへ行くふんぎりがつかない。それであればせめて、今、健康であるうちに、日常に軸を置きつつも行けるだけの国と地域に行っておきたい。