パクチーが好きだ。パクチーのみならず、香りの強い野菜やハーブ全般が好きだ。セロリ・春菊・ディル・ミントなど、苦手な人も多いけれど個人的にはどっさり食べたい。中でもパクチーは好きすぎて家庭菜園で育てたり、パクチー料理専門店に足を運んだりしたこともある。
食べ方としては、生春巻きにたっぷり入っているのが好き。フォーにトッピングするのも良い。バインミーを食べる時は、これでもかというくらいパクチーが入っているものを選ぶ。自分で作った中で特に美味しいと思った食べ方は、トーストにトッピング(上部写真)だ。何かの雑誌に載っていたレシピで詳細は覚えていないが、カリッと焼いたトーストにピーナッツバターを塗り、アボカドとパクチーを切って和えたものにレモンを絞り、少しだけコショウを振るだけのシンプルな調理工程だった。ピーナッツバターにパクチーの取り合わせに半信半疑で食べたところ、ピーナッツの香ばしさとパクチーの爽やかさ、アボカドの濃厚な味が混然一体となって衝撃を受けるほど美味しかった。
もう一つ、パクチーを使ったレシピでとても好きなのがワカモレ。メキシコ料理はレストランで食べることが多いが、ワカモレは火を使わずに簡単に作れるので疲れていてもサッと料理することが多い。こちらはレシピも何もなく、あるだけのパクチー・アボカド・トマト・玉ねぎを全て刻んで混ぜ合わせ、レモンかライムを絞って軽く塩コショウをすれば完成。そのままちびちび食べても良いし、やはりトルティーヤチップスでディップして食べるのが合っている。
ワカモレの爽やかな味を楽しみたいので、チップスはトウモロコシの素材の味がするシンプルなものが良い。スーパーによっては売っていないところもあるので、上部写真のようにドリトスでディップすることもあるが、やや味が濃くなってしまうので個人的には微妙。余ったワカモレをハンバーグに乗せたり、冷製パスタにしても美味しいだろうけれど、結局いつもディップして食べ終わってしまう。