みんなが同じ方向を向いていると共倒れしちゃうから、違う考え方をしている人が必要、というような話を見て、止揚(アウフヘーベン)の例について ChatGPT に聞いてみた。
歴史的な出来事に絡めてくれとオーダーしたら、フランス革命、産業革命、冷戦終結を出してくれた。
フランス革命: フランス革命は、絶対王政(旧体制)と革命的民主主義(新体制)の矛盾を背景に起こりました。革命によって旧体制は打倒されましたが、その過程で生じた混乱とテロ政治は、最終的にナポレオンの登場という形での統合へと導かれました。この結果、フランス及びヨーロッパの社会は、旧体制の特徴を克服しつつ、革命の理念の一部を保持した新たな秩序へと移行しました。
産業革命: 産業革命は、手工業(旧体制)と機械生産(新体制)の矛盾を背景に展開しました。機械生産の導入により、多くの手工業者は職を失いましたが、これは同時に大量生産と消費の新たな社会経済体制への移行を意味していました。この過程で、生産の効率化と社会の工業化が進み、経済の発展という形での止揚が実現しました。
冷戦とその終結: 冷戦は、資本主義(西側諸国)と共産主義(ソビエト連邦とその同盟国)の間のイデオロギー的、政治的対立を特徴としていました。冷戦の終結は、東欧諸国の民主化運動とソビエト連邦の崩壊によってもたらされました。この過程で、両陣営の矛盾が克服され、新たな世界秩序への道が開かれました。冷戦の終結は、旧来の対立を超えたグローバル化と国際協力の進展という形での止揚を示しています。
歴史に疎いのであっているかよくわからないが、2 つの勢力の衝突が解消され、時代の転換が起きるようなことなんだろう。産業革命は例として適当ではない気がする。コンフリクトが長く続くとかではなくて、ただ駆逐された印象しかない。実際は違うのだろうか。
まあ、よくわからない例だったが、同じ意見を持っている人しかいないと衝突が生まれず、延長線上から外れることができないというのはなんとなく感じることができた。それにしても、理屈と膏薬はどこにでもつくという言葉は ChatGPT のためにあるのではないかと思う。。
ちょっと検索してみたらおもしろい記事があった。こっちは小説の登場人物の生き様を例にしているのでわかりやすい。