漠然と、いわゆる R&D 職に就きたいと思っているが、求人を見ると必須要件として修士・博士の学位を有していることが挙げられていることが多い。
修士と同程度の経験や能力、英語の論文をキャッチアップできる、キャッチアップして実装できる、という表現をされていることもある。
実際、必須要件になくても、大学で研究し修士以上の学位を取得するというのは、良い訓練になるのではないかと思っている。
具体的には何を研究したいのか?
社会人をやりながら修士号・博士号を取るのはとても大変だということは想像に難くない。モチベ維持やスムーズな学位の取得という観点から、研究したいテーマはあらかじめ決めておくべき。
理想としては、すでに論文の要旨ぐらいは書きあがっているぐらいが望ましそう。
テーマは深く狭くがよい。
ハードウェアやアルゴリズム等の CS に閉じた分野にするか、ネットワーク理論等の応用・分野横断的な分野にするか、という部分で悩みがある。
大学でないと研究できないというテーマがよい。
自主的に掘り下げていくのが難しいぐらい低いレイヤをテーマにするべきか、もしくは、自主的に広げていくのが難しいぐらい高いレイヤをテーマにするべきか、と言い換えることができるかもしれない。
そう考えてみると、高いレイヤについては企業等で研究する方が向いていそうではある。逆に、低いレイヤについては大学等で研究する方が向いていそう。
まあ、いろいろと考えてみたが、漠然といま自分が興味を持っている複雑ネットワークについて実際に調査してみるのがよさそう。あれこれ考えるよりも、手を動かして考えてみるべきだろう。
その結果どうなるか、どんなキャリアが拓けるか、それは誰にも分からないはずだ。