恋愛を真面目に語ることほどキモいことはない。(個人の意見です)
恋愛をしている人はもっとキモい。(個人の意見です)
しかし、恋バナは飲み会で盛り上がる楽しいトークテーマナンバーワンなのである。(個人の以下略)
結局、人間らしい生々しい話が一番面白い。ということで、せっかくなので恋愛について真面目に考えてみたいと思います。
正直ね、本当はこんなこと考える必要はないと思います。頭で考えるような恋愛は、楽しくないのでやめた方がいいです。けど、ちょっと面白そうなので文章にしてみます。万が一、誰かの素敵な恋愛の助けになれば幸いです。
恋愛とは何か
これ、考え始めると終わらない気がするので、手短に今回の議題の前提だけ明らかにしておきます。
まずタイトルにある通り、心身ともに健康的に恋愛をすることを前提とします。理由は至って単純で、自分がそうしたいからです。不健康な恋愛は、自分の人生に支障をきたすからです。時間の無駄だからです。(恋愛に左右される人生イヤすぎ)
まあたまに、ジャンキーなもの、食いたくなる気持ちもわかる。しかし人生、何を目的に、どこに優先順位を置くか、ですから。それに、その瞬間その人にとってジャンクフードが健康的な食事になるかもしれない。
曖昧な概念で、しかもマジで多種多様な価値観が存在する恋愛は、一般論として考えるのが難しい。
「恋愛はそれぞれ色んなパターンあるから、ホントに人それぞれだよね〜」究極、それで全て片付けられるような気がします。
色んな価値観があって、様々なパターンがあるのを承知の上で、恋愛という人の営みの本質を考えよう!というのが今回の試みです。
好きになる→付き合う→結婚する
この流れが一般的という認識がありますが、今回は好きになる→付き合うという流れ、あるいはその流れを目指そうとする試みを恋愛と呼ぶことにしましょう。結婚まで行くとちょっとややこしくなるので、一旦考えないことにします。
これを踏まえると、片思いも立派な恋愛だし、両思いは爆発しろだし、
両思いでもお互いに付き合う気がないパターンもあるかと思いますが、前提によるとその流れを目指そうとしていないので、今回は恋愛とは呼べません。
また、付き合うとは何か、について、一般的には恋人同士として男女が交際することを指すようですが、実際は想像を超えるほど様々な価値観が存在します。
今回は、お互いが合意した上で口約束で関係を持つことを付き合うということにします。どんな形でも、お互いが合意していればそれは交際関係とします。
恋愛はそもそも必要か?
さて、前提を明確にさせたところで、次へ。
恋愛はした方がいい!と一般的には言われているんでしたっけ。一般的ってそもそも何でしょうか。話が逸れそうなのでこの辺でやめます。
結論、恋愛をすると人生が豊かになると感じます。
したいと思った時にすればいいし、したくないと思ったら無理にする必要なないので、しなくてよろしい。
ただし、したい/したくないと思っていても、気づかぬ内に自分自身にウソをついている場合もあるので注意が必要です。
人間が恋愛をするのは、大まかに二つの目的を達成する手段であるからではないかと考えました。
恋愛は以下の目的を達成するための手段と考える
①欲を満たすという目的
②愛を学び育むという目的
恋愛をしている人/したい人は、暇があれば自分に質問してみてください。なぜ、自分は恋愛をしているのか/したいのか?
①と②の両方を果たす手段としている恋愛は、心身ともに健康的ではないかと考えます。
欲を満たす、というのは少し生々しい響きですが、例えば、誰かに必要とされたい(承認欲求)や、地位や権力が欲しい(社会的欲求)とか、寂しさを埋めたい、人の温もりを感じたい(生理的欲求)とか。多分それだけだと、そこに愛はあるんか?ってなりそう。
愛を学び育むってクソ真面目な言い方だが、言い換えると、好きっていう感情とか、相手を思いやる心、そこから男女の愛、やがて家族愛に変化していく過程を学ぶことなのかなと。
この二つのうちどちらかだけに偏るのは非常によろしくないのではないかと思います。特に①だけだと、持続的ではないです。
大学の友達で、クラスがたまたま同じになっただけで課題や情報を共有するだけの利害関係・損得勘定の関係で、いつまでも仲良くしている友達なんて、存在しますか。
逆に②だけというのも、難しいような気がします。それって人間ちゃうやん、肉体持つ意味ないやんけ。もはや宗教に思えてきそう。
最初は違うくとも、最終的に二つともが満たされると長続きする健康的な恋愛が実現するのかな、と思います。
これらの目的を果たそうとする試みにより、人生が豊かになるから恋愛は必要なのかなと考えます。
繰り返しますが、「なんで恋愛するのか?→理由?そんなの知らねえ、恋愛してえからだよ」これで十分だと思っています。真面目に考えすぎるのは、疲労が溜まる。
今回は分析するために言語化しようとしているだけであって、あまりにも真面目に考えすぎるのは正直お勧めしません。その理由は次章で説明します。
左脳的な愛と右脳的な愛
先ほどの章をもう少し詳しく説明してみましょう。
最近考えていて、一番ピンと来たのがタイトルにもある左脳・右脳の考え方でした。
左脳と右脳ってなんやねんという方は、ググってみてください。脳のイラストでわかりやすくキーワードが書かれてありますので、それでだいたい察せると思います。

雑なイラストで申し訳ありませんが、キーワードだけ抜き出してみました。
結論から申し上げて、左脳的な愛と、右脳的な愛の両方が満たされていれば、心身ともに健康的な恋愛になると考えます。
例をいくつか挙げてみましょう。
パターン①:イケメンでカッコいい先輩、大会でもスタメンエース。憧れだし好きだったので告白して付き合ったが、そいつはとんでもないモラハラ男であった。しかし、モテている先輩とやっと付き合えたのだから、手放すわけにはいかない。
<解説>左脳的な愛に偏りが見られます。モテている先輩と付き合えた=社会的欲求を満たしていますが、そこに好きという感情や愛はありません。モラハラな男と離れられずにいるのは、自分の欲求を満たすことに執着しているからか、あるいはそのような男に沼ってしまう他の原因があるかもしれません。
パターン②:なぜかわからないが、ときめきを感じたので付き合った。理由は説明できない。特別、噂されるほどイケメンでももないし、モテているわけではないのに。付き合っていて次第に好きになっていった。
<解説>右脳的な愛からスタートするパターンと言えそうです。ときめき、ひらめきは右脳的ですし、直感的に良いな〜と思ったのが、後から論理的に説明できるようになったのでしょう。比較的、左右のバランスがとれているように見えます。
パターン③:お互いに一目惚れで付き合った。直感だ。しかし、コミュニケーションが苦手なせいですれ違いが起こっている。また、同棲を始めたが金銭面が疎かなのでそろそろ別れを検討している。
<解説>これは、お互いのコミュニケーションや、現実を生きるための計画性が欠落している、つまり左脳的な愛が足りなさすぎるパターンでしょう。ちょっと、極端な珍しい例かもしれませんが。入り口は右脳的であったとしても、左脳的な能力や愛が無い(地に足がついていない)のも問題だと考えます。
以上のように、偏るのはよろしくありません。考えすぎる恋愛は、左脳的と言えます。考えすぎず、直感に頼ることも、必要だと思います。
恋愛がうまくいかない理由
恋愛がうまくいっていないと感じていて、それを改善させたいと思うなら、その原因を認識するべきです。
恋愛がうまくいっていない原因は何が考えられるでしょうか?もし今、恋愛がうまくいっていないなら、それはなぜでしょうか?
出会いがないから?相手に振られてしまったから?出会って付き合ってみても、実はとんでもないやつだった?
はっきり言っておくと、ほとんどの場合、自分自身に問題があります。
しかし、自分のせいなのに、いつまでも他人のせいにして現実から目を背けていると、健康的な恋愛はいつまで経っても叶わなないでしょう。
では一体、自分の何が問題なのか。大まかに二つのパターンがあると考えます。
⑴左脳的な愛に偏りすぎている
⑵過去の記憶(トラウマ)、人間関係(特に家族)に問題がある
一つ目に、前章で述べたように、どちらかに偏りが起きていると問題が起きます。要は、バランスが大事なのです。
左脳的な愛に偏りすぎている、とあえて書いたのは、現代人は左脳に偏りがちであると思ったからです。
左脳は人間社会を生きるための機能意識であり、人間同士のコミュニケーション(言語や言葉)やロジカルに説明すること、思考を得意とします。
もちろんパターン③のように右脳に偏りすぎる例も、無いとは言い切れません。そのため、あえて例として挙げました。なぜなら、左脳を否定したいわけではなく、両方のバランスが大事だと主張したいからです。
そうは言っても、現代社会に生きる人の多くの人はこの右脳的な愛を忘れている・認識できていないと推測します。直感や自分の心に従うのではなく、左脳的な思考に偏りすぎていると、本来の自分の姿(左右のバランスがとれている状態)とは異なった、偽りの自分を気づかない間に演じ続けることになります。
自分に嘘をつくと言うことは、自分を大切にしないということです。自分を大切にしない人は、他人を大切にできません。恋愛は相手を思いやる行為ですから、自分に嘘をつく人はいい恋愛は難しいのではないでしょうか。
二つ目に、過去の記憶(トラウマ)や人間関係(特に家族)に問題がある場合です。
特に、自分がどのような幼少期を過ごしたか、自分の家族やその身の回りの人からどのような影響を受けているかなど。そのような分析をしてみると、今までの恋愛がうまくいかなかった理由が分かったりすることがあります。
例えば、自分の両親(あるいはどちらか)と似たような相手、真逆の相手を選んでしまうというのはよく耳にする話です。最も避けたいのは、良くない方向に似ている/真逆の相手を選んでしまうケースです。
例えば、父はモラハラだったので、そのような人は絶対に嫌だと思っていたので、そうじゃ無い人を選んだはずだったが、結婚してみたらモラハラだったとか。あるいは、ヒステリックで過干渉な母親に育てられたのがトラウマで、自分に無関心な彼女を選んだが、あまりにも無関心なので自分がヒステリックになってしまうとか。
人生の過去は、人それぞれだし、それが良いようにも悪いようにも影響している可能性があるということをまず認識すると良いと思います。
ちなみに、「愛を全く受けて育たなかった=愛を知らない」というのは、間違いと考えます。ここでは話が逸れるのでこれ以上言及しませんが、本当に人によるし、逆に愛を受けて育ったからといって愛を知っているとは限らないというのが現在の見解です。
お気づきの方もいると思いますが、これは恋愛だけに言えることではない。家族や友達などの人間関係、仕事、趣味など。自分の人生を生きる上で、立ち向かわなければならない問題と言えるでしょう。
しかし、これ以上話が脱線すると終わらなくなるので、今回はこれ以上深掘りするのをやめておきます。
心身ともに健康的な恋愛を実現するには
最後に、心身ともに健康的な恋愛をしたい人へ、それを実現するためには具体的に何をしたら良いのかを考えてみます。
出会いの場に積極的に行ってみる♪とか、気になる人にアタックしてみる♪とか、そういうのはネットの海にたくさん転がっていますので、そちらをどうぞ。今回はもっと根本的な話をします。
・自分自身の問題を認識する
・自分はなぜ恋愛をするか?どんな恋愛をしたいのか?を考える
・恋愛運を高める努力をしてみる
もし自分自身の問題に気づけたなら、それは前進する大きなきっかけとなるでしょう。
自己分析するのは大変難しいですし、根気と覚悟が必要です。自分の嫌な部分やダメな部分を真正面から見つめ直すことになるためです。
わからない場合は、客観的な意見を信頼できる家族や友人に求めてみると良いかもしれません。
そして、その問題を頭の中で理解しただけで行動に移さなければ、恋愛は実現しません。
行動に移すために、自分はどんな恋愛がしたいのか?というのを考えてみましょう。目標を作ると、行動に移しやすくなるし、自分の指針になります。
注意したいのは、この目標が、過去のトラウマなどに引っ張られていないかどうかです。
例えば、「父親が暴力的で厳しかったから、そのような人は選びたくない。なので、暴力的ではなく厳しく無い人がいい!」と思っていると、そういう人を引き寄せてしまい、蓋を開ければとんでもないモラハラだったとか、そんなんになりかねません。
過去に囚われるのではなく、今の人生を生きることが、重要だと考えます。
「楽しい恋愛がしたい!」「ワクワクする恋愛がしたい!」
こんな感じで十分だと思います。
いいですか、そもそも恋愛は頭で考えるすぎるもんじゃありません。生きることを、楽しむことです。
最後に、これはちょっと上記2つとは違うのですが、個人的に恋愛運を高める行動をして見るのをお勧めしています。
なんだよ結局神頼み?とか言われそうですが、まあそうなんですけど、神様にお願いするとかそういうことよりも、自分が行動することに意味があると思っています。
出会いの場に行く、連絡をとってみるなどという「いい恋愛をするための行動」をすることは、言うまでもなく大事です。その延長線上に縁結びの神社に行ってみることも、立派な「いい恋愛をするための行動」の一つです。
そういうオカルトを信じる信じないとかどうでもよくて、それで縁が結ばれたらチョーラッキーやんぐらいで良いですし。残念ながら、行動しないと実現はしません。逆に、行動さえすればチャンスは訪れます。
最後に
問題のない人などいません。問題のない人がいたら、それは人間ではありません。まずは認識することが、とにかく大事です。
すぐに解決できなくて当然です。一歩ずつ前に進もうとする、自分自身と向き合うこと。
また、はっきり言って恋愛は人との縁です。いくら努力しても、いくら相性が良くてもタイミングが伴わないと成立したり、続かないのが難しいところです。
いつやってくるかわからないチャンスやご縁が、いつ来てもいいように、広い心でそれを掴めるように準備しておくことは、恋愛以外においても自分自身の成長に繋がると感じています。
尚、これらは全て個人の意見・思想です。
自ら枠に当てはまりにいく必要は全くありません。結局、人によります。自分の感じることが、最も正しいです。この長文が、自分の恋愛や問題を理解し解決するための手助けになれば、幸いです。
いつでもご意見・反論・ご質問・恋愛相談受け付けております。こんな偏ったヤツでよければ、喜んでお答えさせていただきますので、どうぞお気軽に。