そう思いつつまだ書けていないものを列挙。
ひそねとまそたん
2018年のアニメ。ずっと気になりつつも、少し前にようやく観終えた。1クール作品なのですぐ観れます。
間違いなくフェミニズムアニメだと思う。誰かそういう観点から批評書いてくれないかな。まあ多分誰も書かないから自分が書くしか……なのだが。
主人公がASっぽいのも良い。近頃は『ダンジョン飯』、『葬送のフリーレン』と、主人公がASっぽい/AS女性がメインに据えられているアニメが流行っている(?)ので、放映が今だったら波に乗れていたと思う。時代を先駆けしすぎ。
というか、女性自衛官×人を乗せて飛ぶドラゴン×フェミニズムとかいうニッチジャンル、おれ以外の誰に刺さるんだよ……? 制作側は一体全体誰向けに作ってるんだ……? という困惑がある。自分のそんな訳の分からん部分をドンピシャに満たしてくる作品がこの世に存在するとは思ってなかった。軍隊の中の女、女女関係、ドラゴン、ローファンタジー等々が好きな人は見た方がいい。
サマータイムレンダ
本当にめちゃくちゃ面白い。とにかく観た方がいい、極力前情報なしで。未見の人にネタバレしたくないので何も言えませんが、本当に良いです。ずっと味がする。ちなみに愛読しているブログ『様子のおかしいインテリア店』様のこちらの記事で知りました。インテリアに興味あるオタク又はオタク以外全ての人間にオススメのブログなので当該諸氏は見に行ってください。
〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か
本当に良かった。ネット上で見かける言説にモヤモヤしている人は読んで損ないと思う。文字通り交通整理をしてくれて、目の前が開けた感じがした。自分が何となく信じていたもの、何となくこうではないかと思っていたことが合っていたと分かってすっきり。高度な内容を扱っていると思うけど、親切で読みやすい文体なので、スルスル理解できたのもありがたい。疲れている人、余裕のない人にこそ届いてほしい内容なので。
学校が教えないほんとうの政治の話
政治的なことにちょっと興味ある人、全く興味ない人、自分は中立だから……と思っている人、自分はこっち側な気がしているけど本当はどうなんだろうと思っている人、とにかく全員読んだ方がいい。というか、本来こういうことは義務教育中に扱うべき内容では。まあそれに関してもタイトルを見て分かるように、本書で説明されているのですが。
ぼんやり聞き齧ってきたけど、ちゃんとしたことがはっきり分からないままになってた言葉が一通り分かりやすく説明されており、読み終わると自分の立ち位置を自信をもって説明できるようになるのがよかった。自分で自分の思想についてしっかり自認できるのって大事だ。
あと、何となく歴史の授業で聞いた記憶はある人物や出来事がきちんと今に繋がる形で理解し直せたのもよかった。今の自分に大いに関係あること、という認識になり、俄かに歴史に興味が出てきた。先行知識があることで、全くないよりは理解しやすかったと感じるので、これまであんまり興味もてなくても歴史の授業受けててよかったと思った。