今まで単なる個性と思い特に気にしていなかったが、どうも随所で人より神経質でこだわりが強いらしいことが最近分かってきた。思い返すと感覚過敏っぽいなと思うものを列挙していく。なお私は診断済みADHD+ASDである。
自分、思ってたよりも発達特性が強いっぽいなと分かってきたのが最近のことで、それまでは感覚過敏の話を聞いてもあまりピンときていなかったが、下記の内容が充分それに該当するかもしれないと気付いてからは、一気にあれもこれもそうだったと分かってすっきりした。
これって感覚過敏かも……と分かるだけでも、自分が堪え性がないだけというわけではなく、我慢せずに対策していいのだと己を労えるものなので、似たような人の参考になれば。
味覚
酸味が苦手
100%オレンジジュースが飲めない。甘酸っぱいと称されるものは大概私には酸っぱすぎる。ケーキの苺すら余計だと思っていた。甘いものが食べたくてケーキを食べるのに何故酸っぱいものを混ぜるのかと。今は酸味でバランスをとる概念を理解しつつある。
濃い味のジュースが苦手
カルピスも薄め派。市販のジュースは味が濃くてあまり好みでないことが多い。「○○水」のような名称のドリンクが当たりの確率が高い。
嗅覚
人工香料が苦手
親が所謂"自然派"だったために、家で使われるトイレタリー用品の類は全て無香料か、親がエッセンシャルオイルを調合して作った自家製だった。そのため、一人暮らしをするようになってからの一時期、いかにも人工香料っぽい香りに憧れてシャンプーなどを選んでみたが、結局marks&webなどの天然香料を使用しているブランドに戻ってきてしまった。
視覚
黄みの色が苦手
酸味を思わせるからなのか、昔から黄色~オレンジ~朱色が特に苦手。小さい頃はこれらの色を「無駄に明るい感じがして苦手」と思っていた。
疲れると照明が辛い
これは誰にでも多かれ少なかれそういう傾向があるかもしれないが、疲労時は照明がこちらを向いていると目を開けていられなくなる。直接光を避けることで解決している。
触覚
暑さ・湿度を感じやすい
人よりも暑さ・湿度に弱い。私だけ薄着の時期が長い。夏場、湿度が上がるとすぐに息苦しくなる。これは以下のいくつかにも関連している。
マスクが息苦しい
不織布マスクの方が感染症対策として効果が高いと分かっていても耐えられない。特に夏場。職場でマスク必須の時期があったので麻製のマスクで何とか凌いだ。通気性が良いので多分ウイルスは素通りしていると思う。
服の締め付けが苦手
バストにボリュームのある者は避けられないブラジャーが鬼門なので辛い。UNIQLOのブラトップが一番楽だが、胸を支える力が弱いので急いで行動することのある平日は常用できない。仕事などで疲労が溜まった状態だと特にこれを強く感じるようになる。特に夏場は上記の通り暑さに弱いこともあり、上昇した体温を一刻も早く冷やしたくて、帰宅即全裸になってしまうことをやめられなかった。
室内で靴下を履いていられない
自宅では原則裸足で育てられたからなのか、室内に入ると即靴下を脱ぎたくなる。大人になった今は他人の家にお邪魔した時には我慢できるようになったが、子供の頃友人宅に遊びに行った時はよく脱いでいた。蒸れる感じと足元にまとわりつく感覚が苦手。靴を履いている間はそれ以上の締め付けがあるからなのか、気にならない。むしろ裸足で靴を履くのは蒸れるので苦手。
化繊が苦手
これも親が所謂"自然派"だったために天然繊維製の服を着せられて育ったからか、化繊の服が苦手である。以前、友人宅に泊まった際にポリエステルサテンのパジャマを借りたら、蒸れて肌にまとわりつく感覚が強くてよく眠れなかった。普段、下着パジャマなど肌に直接触れる衣類は綿やウールなど天然繊維100%を選んでいる。
熱いものを食せない・触れない
極度の猫舌。ラーメンや鍋、お茶など、「熱いうちに食べたほうが美味しい」とされるものも、ぬるいくらいに冷めてからでないと味が分からない。熱いものを持つのも人より苦手。自販機から出たての缶飲料などが熱すぎることが多い。熱湯で作るカップラーメンは出来立てを食べられない。麺を引き上げて冷ましているうちに汁がすっかり落ちてしまって味がしない。店で食べるラーメンは最近啜って汁と一緒に食べることができるようになってきた。
今思いつく限りのことを書いた。思い出したら逐次追記していくかもしれない。