贈り物をするのが好きだ。「この人はこういう人だからこういうものをあげたら喜ぶかな〜」ということを見立てる作業が好きなので。これが上手く嵌れば大変気持ちがいいのだ。上手く嵌ったと思っているのは私だけの可能性が多分にありますが。また、自分のセンスを試される機会だと思っているので、これまでさんざ努力して身に付けてきた物の知識や見立ての力を存分に奮って人を完璧に喜ばせてみせるぞ！！という意気込みもある。我ながら文字にしてみるとなかなか気持ち悪い思考ですね。
ここ最近、複数件お祝いの品を選ぶ機会が生じたので、選ぶ時に考えたことを書いておく。
友人夫婦への出産祝い
こちらのお茶漬け詰め合わせにしました。
友人に子供が生まれるという経験は自分にとって初めてのことだったので、ノウハウがなくて少し苦労した。Blueskyでその旨を何気なくpostしたところ、フォロワーから温かい助言をいただけて大変嬉しかった。古き良きインターネットがここにある。
それらの助言もありがたく参考にさせていただきつつ、結局これにした経緯は以下の通り。
①子供育てたことないから子育てにおいて実際何があったら助かるのか分からん→大人が忙しい時にあったら助かるものなら分かるぞ！ ということで、親向けの品を選ぶことに。
②出産祝いにスープストックがいい！とバズってたな、でも流石にバズりすぎてありきたりな感じかな、相手もツイッタラーだし……あと辛いのが苦手な人だから、食べられないメニューが入っているものをお祝いに選ぶのもな……→同じように親が忙しい中でパッと食べられて嬉しいものにしよう！
あとは
「煮卵茶漬け」とか「厚切り牛タン茶漬け」とかしれっと"存在しない茶漬け"が含まれてるのも、そういうのを面白がってくれそうな人だからいいかも
常温保存可能なのも、ただでさえ他にも冷凍したいものが増えるであろう乳幼児育児期間にはフィットする気がする（部屋の場所を取るのは変わらないだろうけど）
消え物でないものも併せて贈ろうかなと思ったけど、持ち物にこだわりがあって物を少なく持ちたいタイプの人たちだから、ただでさえ物が増えるであろう今回は消え物だけにしておいた方が無難かな
形が残らないものということで体験系のギフトカタログも考えたけど、中身を見てみたら遠出せずに体験できるメニューがかなり少なかったので、選びたいと思えるメニューがなかったら申し訳ないし、ギフトカタログ系は期限内に選ばなければいけないという手間があるから負担になっちゃうかもな……
育児ってしたことないから、経験無いのにググっただけで知ったかぶって育児グッズ選ぶのもなんか嫌だよな、それにそういうのって親の選ぶ楽しみでもあるだろうから、下手に自分があげちゃうのもありがた迷惑だったりするかもな……
なんてことを考えたり。
最近周りで妊娠報告が続いているので、今回考えたことは今後も役に立つかもしれない。
職場の先輩へのお祝い
お世話になっている職場の先輩が、パートナーさんと一緒に住む家に引っ越した。気を遣わせない範囲で個人的に何かお祝いを渡したいなと思い、BRUNOのカタログギフトを贈ることにした。
金額もすごく悩んだが、5000円程度ならそこまで気を遣わせずに済むかなと思い。
私生活の様子が分かるほどの深い関わりがあるわけでもない相手なので、もらって嬉しい物を推定するのが難しく、カタログギフトに落ち着いた。
そういう場合は食べ物系が一般的には無難とされるのだろうけど、その人は食べられないものも色々ある人で、それを完全に避けて選べるほどの親交もないのが難点だった。
カタログギフトの中でもどれにするかはかなり悩んだ。贈り物は自分で良さを分かるものの中から選ぶというのが信条なので、最初はACTUSやイルムスのカタログギフトにしようかと思ったが、この金額だと皿一枚とかになってしまい、どうも寂しい感じがする。自分のようにブランドに価値を見出すタイプの人なら嬉しいかもしれないが、相手はそういうタイプでもないように見える。それなら、同じ金額で複数品選べるこちらの方がいいかもしれない。職場で一緒に働いている中で見える範囲の持ち物からは、好みの方向性としてもおそらく間違っていないと思われた。
懸念点は、ポイント制のため、ポイントを無駄なく使うための組み合わせを考えるのが結構面倒なのではないかということだが、今回に限ってはそれも二人で選ぶ楽しみとしてもらえるといいなぁという希望的観測。
新生活においてやはり家具や生活用品は当人たちが選ぶ楽しみがあると思うが、このカタログギフトはブレンダーや旅行用ポーチ等、+α的な要素の強い商品が揃っているので多分大丈夫なんじゃないだろうか。そう思いたい。
こう書いてみると我ながらかなり自信がないですね。自信を持てない程度の親交しかない相手に贈り物をしようとしてはいけない。