教育設計と教材設計
ざっくりと以下の定義
教材設計
授業設計
研修設計
学習設計
下にいくほどより上層、下層ができていないと上はできないくらいある。
これらのベースにあるのが教師に求められるスキル。
対象者に対しての知識
対象領域に対しての知識
教授方法に対しての知識
の3つのバランス
まずはこの三つの要素を持っていることが前提で、教材作りができ、授業設計ができ、って感じになる
よくない講師例
プログラミング初学者にプログラミングを教えるということを現役のエンジニアが行なっているという話を耳にすることがある。
対象領域に対しての知識はあるが教授方法や対象者に対しての知識が足りてない典型例だと思う。
エンジニアリングが出来ることと人に教えることは別のスキルだし、全てが高くなくてよくてバランスが大事なのである。
こういう講師が作る資料は細かな説明が抜けていて当日の授業でも受講生を置いて行きぼりにしがちである。しかもそれに気づかない。
そもそもゴールの設計やイメージが不適切な場合があるし、ゴールに到達するためのステップの踏ませ方も不適切になっている。
※だいたいこういう講師は授業が終わったときに受講生が悪いなどと言う。
こういった講師が作る資料を雑な教材と定義したときに、雑な資料を作る講師は授業も雑で受講生に対しての接し方も雑であったりする。
授業満足度は研修評価ではない
対面授業での授業実施においてはファシリテーションの話も入ってくるので授業設計の軸とはまた少し軸が違う話になる気がしている。
授業満足度は研修の評価とは関連しないという研究話があったけど、先生の印象、話し方などで満足度が高いが、受講後に受講生が何にも行動変容や研修転移が行われなかった場合など全然あり得ると思う。
ただここも含めて授業設計だよねって話はあるかもしれない。
できる教師は対面授業で当日どのように振る舞うかも含めて考えて立ち振る舞いをしているが、この辺言語化はあまりできていない印象。
とはいえの研修
実際問題満足度は必要という話題。
必要というか必要ではないんだけどビジネスにおいては必要とせざるを得ない感じがある。
この辺の理解度が社会全体として高ければよいけど割と解像度は低い。
世の中の解像度に合わせると満足度を示しておくと研修担当者が満足するという現状がある。
そうなるとビジネス継続を考えると満足度を取らざるを得ない気もしている。
研修が役に立つかどうかの指標