Twitter (頑なにXと呼ばない) でチラッと見かけたゲーム、SpaceTraders APIが興味深いという、それだけの内容。
SpaceTraders APIとは
一言で言えば、「API経由で、宇宙でトレードして、財を成していく」ゲーム(ゲーム性としてはProsperous Universが近いか)。名は体を表すとは言うが、名称だけでここまでどんなゲームかが想像できるものも珍しい気がする。
このゲームの特徴
このゲームの最大の独自性は、ゲーム側ではUIなどを一切提供していない点。
ではプレイヤーはどうやってゲームを遊ぶかというと、API経由でサーバにコマンドを送って、返ってきた結果を確認する → そしてまたAPIを叩いて…という流れになる。
ユーザ / プレイヤーは自分の好きな言語でUIを開発して遊んでも良いし、ターミナルからcURLを駆使して遊ぶことも可能。他のゲームとは違った自由さがあるゲームだ。
APIのドキュメントが充実している
ゲームの性質上、APIのドキュメントが充実している。
APIの説明ページには、どのようなことがAPI経由でできるのか、JSONの戻り値の形式などが掲載されており、実際にその場でAPIのリクエストを送信しJSONを取得できる簡易的インターフェースも備えている。
ドキュメントは英語だが、全体的に平易な表現。高校英語程度の実力があれば大体の内容は理解できる(はず)。
まだ開発途中である点に注意
現在はV2 ALPHA段階とのことで、まだまだ仕様などが変わることが想定される。実際に1ヶ月に1回程度のワイプ(全プレイヤーのデータがリセットされること)があり、ゲームとして継続的に遊ぶというのは難しいかもしれない。
とはいえ、REST APIやプログラミング、ゲーム開発の教材として使えそうなので、大学などの授業内で取り扱っても良さそう。