離見の見とか秘するが花とかの説明があった。秘するが花は奥の手の雰囲気に近く能で言うなら新作をどんどんかけって1の続きみたいな感じで(新しい珍しいものが大衆には受ける)逆に新しさがなかった。この著者には花がない。
離見の見は心は後ろに置くみたいなニュアンスの言いようは好きだった。
全てを台無しにする言葉があった。作者がテオドール・アドルノの本を読んでいたが好きなジャズを批判されて読む気がなくなったとの事。自分が好きなもの(ジャズ)を批判されたからもう嫌だってこんな子供みたいな思考の人にNHKは本を出版させないでほしい。ちなみに能では子供は花らしい。この著者には花がないと言ったがやっぱり花があるかもしれない。同性愛とかの観点とかからしても能と子供の関係は大切らしいけどなんでかは書いてなかった。能では義経は子供が演じて歌舞伎では女形が演じるらしい。
終始つまんなかった(1章に1~4章まとめてちょうどいいくらいの内容)けど最後まできちんと読んだので気が合わないだけでアドルノを捨てる作者より初心を大切にふるまえたと思う。花があるね。