04/17(水) 退院

いしかわ
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朝一でレントゲンを撮りに行く。早い時間ではあったものの混んでいた。病室に戻ってしばらくすると呼吸器外科の先生がやってきて、肺は無事膨らんでいるので今日退院しましょうと言われる。手術の2日後の退院は早いと思われるかもしれないが、気胸の手術経験者にもそんなところであると聞いていたのでやはりかというところ。お昼前に退院することになる。ちなみに、これで全部終わりではなく来週また来てとのことで、日程調整などもした。

荷物を整理してしばらく待った後で、看護師さんが痛み止めの注射を外したり退院後の過ごし方について説明してくれるのを聞く。また、事務の方が今回の入院費用やその支払いについても説明しに来てくれた。17日間の入院と手術で自己負担額は約11.2万だった。健康保険で3割負担になっている恩恵をかなり感じる。かかりつけ医での診察料も含めて高額療養費制度の対象になっているので、後日いくらか戻ってくるはず。

30Lのリュックにトートバッグといつも通勤に使っているかばんを持ちながら病室を後にした。病院の別のフロアで清算と傷病手当金の書類を書いてもらうための手続きをする。退院後の過ごし方の説明を受ける中で痛み止めを渡されたので、入院中にまとめてもらっていた痛み止めはそのままにしてきたのだが、病棟の看護師さんからこちらで処分していいですかと電話があった。ロキソプロフェンとカロナール合わせて30錠ほどあったはずだが、もらってもよかったのだろうかともやもやする。4/1に紹介状を持って受付をしてもらったとき、かかりつけ医で撮ってもらったレントゲン写真は帰る際に貰えることも覚えていたので受け取る。いろいろやっていたら13時をとっくに過ぎてしまったので病院内のカフェでお昼にした。

手術後間もないのと荷物が多くて移動がしんどいのでタクシーで自宅に帰る。運転手がおしゃべりな人で、胃がんか何かになったときの話を聞きながら家に着く。

久しぶりに自宅に帰るというのは旅行や帰省でよく経験するところだが、入院から帰ってくると見え方が違った。やけに空間を広く感じ、ここ全部ひとりで使っていいの!?というような謎の感動があった。入院中の病室もまあまあ快適だったものの、カーテンで仕切られたある程度狭い空間でほとんどの時間を過ごしていたから見慣れない感じがするのだと思う。ひとしきりゆっくり過ごした後でシャワーを浴びる。洗髪は先週の金曜日が最後だったのと、上半身に至っては入院時からずっとシャワーを浴びていない。久々のシャワーでこれまでの汚れを落とせてとてもすっきりした。3か所ある手術の創部のうち2か所は防水テープが貼ってあり、ドレーンが入っていた1か所は何も貼っていない状態だったが特に問題はなさそうだった。

会社にも退院しましたということを伝えた。明日は休みをもらって、金曜日から在宅勤務で復帰する予定にした。在宅勤務できる仕事でよかったと思う。今回の経験全体を振り返って色々書いておきたいこともあるが、生活リズムが10時消灯の入院生活に適合したのか11時頃の今ですでに眠い。また気が向いたら書こう。しばらく無理はできないけど、退院できてよかった!!


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