問題の先送り

nabettu
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高専の4年の時に就職せず、専攻科(大学でいう院生)に入るつもりと話した時に担当教官から言われた言葉。

「特にやりたいことがあるわけでもないけど進学?問題の先送りか?」

そのものズバリ、問題の先送りをするために進学する自分をまんまと見抜かれていた。

この時の問題はまさに「自分が何を軸に人生を生きるか」「何を持って生活の糧にしていくか」を決めなければならない段階であり、

モラトリアム全開だった自分は「何になりたいのかもよくわからんし、わからんくせに就職する事はそれを決定づける行為なので避けたい」と考えていた。

今思うと先送りしたおかげでなんとなく方向性が定まって、比較的マシな選択肢を取れたので結果オーライではあった。

がしかしその後の人生(今)もなお、「なんとなく可能性を潰したくない」気持ちで問題の先送りをする事ばかりであり「その行為自体が可能性を潰している」という事実に気づくのはもっと先になってからだったりするのである。困ったねこりゃ。

とりあえずは目先の問題として、10年前のモデルの冷蔵庫を壊れる前に早く買い替えたり、人間ドッグに行ったりしたいね。