プログラミングとAI周りのテクノロジーに関して少しだけ先の未来のことを考える

nabettu
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公開:2025/6/6

エンジニアの仕事は無くならないが、いわゆるプログラマー・コーダー的な仕事はかなり減る。

今はAIにコードを書かせてそれをレビューすることも多いが、今後はそれを読む機会すら無くなってくる。

コードは"中間生成物"でしかなくなり、コードを中心とした開発スタイルからまた別なものにシフトしていくかも。

いわゆる"エンジニア"の役割はドメイン知識をAIに正しく伝える、AIを効率よく動かす事と、成果物の動作保証をする部分に集約される。

今は特に人間中心として大局的な設計を行う事の比重が大きいが、AI中心の設計にシフトしていくので、、、今までの設計で良かったものが否定され、悪かったものの方がパフォーマンスが出るようになる場面が出てくるかもしれない。

(例えば人間が書くには1ファイルの量が多すぎるのはNGだが、AIはまとめて読めるしFatControlerの方が分かりやすかったり。マイクロサービスvsモノリスみたいなのが再熱しそう)

まぁそれも一時的な物で、結局人間が理解しやすいものもAIが分かりやすいので結局帰着するってのもあるかも。

またさらに少し先の話

あとはもうAIの速さ安さが十分になってくると、そもそもAPIを作ってデータを整形したりなんだりしていた部分が、データ丸ごとAIに投げて終わりになるような場面も増えてくる。

例えばなんだけど、AとBのタグに当てはまる記事を検索するってDBのクエリを作らず、「データ一覧と検索タグをAIに全部投げて、当てはまる記事を返してもらう」とか。

この例をエンジニアが読むと「無駄すぎwwwクエリ書けよw」って思うだけろうけど、タグの部分が「Aだけどhogeな要素を含まない」とか「Cさんの性別と出身地に基づいて」とかSQLのクエリに相当しないものでも動作するので、

いちいちクエリを発行したりそのためのAPIを作らず一本化されて全部これになったりする未来もあるかもしれない。

さらにさらに少し先

そういうのも含めてMCP、A2Aでそれらがまたシームレスに繋がるようになって来ると、全てのアプリ・なんならOSのUIが消えてAIに統合されるようになってくる。

今ももうGoogle CalendarはGeminiから読み書き出来るから、アプリとしてカレンダーはあるもののもうカレンダーアプリは見なくても予定を聞いたら帰ってくるし、Gmailから予定が書き込まれる。

OpenAI社がOS・及びデバイス丸ごと作ろうとしているような動きが見えるのはそれを見据えての事だから、10年後にはユーティリティ系は特に全てのUIがAIに取ってかわってる可能性はある。

我々の仕事はどうなる?

そうなった時に従来のIT仕事はどうなってくの?ってのと自分はどうやって食いぶちを稼いでいくの?ってのが全然わかりませんな!笑

もちろんリテラシーが相対的に低い人にそういったサポートをするような業務はずっとあるからまぁ食いっぱぐれる事はないとは思うけど。

フィジカルが必要とされる場面ではAIによって大きく変わる事はないのかもしれない、と考えるととりあえずポケモンカードの真贋鑑定を出来るようになっておくのが一番良いかもしれない 😇 笑