YAPC::Hakodate 2024に参加しました

nabe-yu
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2024-10-04(金)から2024-10-05(土)函館で開催されたITカンファレンス YAPC::Hakodate 2024に参加しました。

最高の天気!

会場の「公立はこだて未来大学」は美術館のように近未来的なデザインかつオープンな空間で非常に素敵でした。会場提供いただきありがとうございました。

参加の経緯

岡山在住のため、今年2月のYAPC::Hiroshima2024に参加したかったのですが、日程が合わず断念。当日はXのTLを眺めながら「次のYAPCは絶対参加するぞ」と決意しました。

(若干強引に)遅めの夏休みを取得して、北海道行きを決めました。普段Perlを使っているわけではないですが、楽しそうで何か吸収できるものがあるはずと思い参加させていただきました。

特に印象に残ったセッション

テストコードの品質を客観的な数値で担保しよう 〜Mutation Testingのすすめ〜

Mutation Testing、初めて知りました。ユニットテストのコードカバレッジだけを品質指標にするとよくないという話は知っていたのですが、その一つの解決策としてMutaiton Testingが活用できることがわかりました。StrykerはC#もサポートしているとのことで業務で使ってみたいです。教科書的な部分にとどまらず、実際に導入したとき困ったことと解決策が示されており勉強になりました。

品質マネジメントで抑えておきたい2つのリスクを見分けて未来に備えよう

SIer勤務なので業務に直結する題材でした。プロジェクトリスクとプロダクトリスクの2種類に分解する考え方を学びました。

専門のQAエンジニアはいないので、JSTQBを勉強してこのあたりの領域もカバーできるエンジニアになりたいと思いました。

誰になんと言われても「いい開発環境」を作りたくて頑張っている話

Devcontainerによる開発環境の整備はまさに今の開発プロジェクトで取り組んでいるところだったので、非常に勉強になりました。ミドルウェアやデータベースのバージョン差異、オンボーディングに時間がかかるなどの問題が技術的な仕組みで解決できるので素晴らしいです。WindowsでもWSL2で何とかなるのもいいですね!

そして、何よりも厳しい状況に立ち向かう姿、荒れた環境に高速道路を通していくマインドが素敵で尊敬しました。当たり前のことをドキュメントに言語化する、不便なことは仕組みで解決する、この辺りを特に大切にしたいと思いました。

小さな勉強会の始め方、広げ方、あるいは友達の作り方

前夜祭の最後のセッション。YAPC当日への臨み方をインプットできました。

なければ作る、無理して継続しない という考え方が持続可能で素敵でした。

やっていき、のっていき。同じ興味を持つ仲間が増えるといいことがありそうと思える発表でした。社内で勉強会やったり、地元のITコミュニティに参加したりやっていこうと思いました!

自分だけの世界を創るクリエイティブコーディング / Creative Coding: Creating Your Own World

p5.jsを使ったクリエイティブコーディングのお話でした。そういえば学生時代Processingを触ったことがあったなーと思いだしました。C#でも書けるようなので再入門してみたい。「盆栽のようにコードを育てる」「自分の好きなように作る」という業務でコードを触るときとは違う接し方ができるのが良いと思いました。アートは自己満足、でも好きを突き詰めると楽しい!

自分の感覚を大切にして好きを追及したいと思いました!

keynote

圧倒的な「パワー」と「腕力」を感じました。尊敬。量をこなす。

これからは個人技の時代。

「ベースラインを作って議論する」これは普段から心がけたいと思いました。捨てる前提で手を動かして作る。

興味ドリブンでいろいろ挑戦してみる。

全体的な感想

現地参加してよかったです。

  • スピーカーのリアルトーク

  • 会場の雰囲気、熱気

  • 懇親会での交流

など、函館に行ったからこそ得られたものが多くありました。

直接業務に関係する知識以外に、エンジニアとしてのキャリアやモチベーションを考える意味でもよいきっかけになりました。一人での参加で心細かったですが、皆さん温かく交流していただきありがとうございました!次もぜひ参加したいです。

次やること

2024-10-19(土)オープンセミナー2024@岡山で発表します。

地方SIerの5年目エンジニアが挑戦してきたこと・取り組んでいることを40分間枠でお話します!函館で受けた刺激を次につなげていきます!

コミュニティは素晴らしい!


【番外編】

以下はイベントに直接関係ない話です。

グルメ

海鮮、ラーメンなど。北海道おいしい!

青森の丸青食堂

旅程

岡山~函館の移動手段はフェリーを中心に組み立てました。

  • 🚢敦賀→苫小牧東(新日本海フェリー)

  • 🚢函館→青森(津軽海峡フェリー)

  • 🛫青森→神戸(FDA)

以下は計画時の旅程ですが、ほぼ予定通り遂行できました。4泊中3泊が「動く宿」だったため、体力的にはかなりハードでしたが無事に帰宅できました。

函館遠征の旅程

新日本海フェリー すいせん

20時間程度の乗船だったので、ゆっくりできました。露天風呂やサウナ、レストランにコインランドリーまであるので、一通りの生活はOKです。波の高さは2.5mほど若干揺れました。

パブリックスペースはたくさんあるのでPC作業も可能です。自動で景色が流れるカフェのようです。