STAXいいよね

STAXは言わずと知れた日本が世界に誇るヘッドホンメーカーだ。言わずと知れているからいまさら詳しい説明はしないが、やはりこういうのは音はどうあれ一度手にしてみたいものである。技術の粋を結集した職人のハンドメイド、いいじゃない。オーディオは音だけじゃないんよ。

さはさりながら、やはり音が一番大事なのがオーディオなのである。日本人の職人による製造、特殊な駆動方式、手厚いアフターサービス、そして海外価格に比べた時の割安感。作品として魅力である一方で、その音を含め導入にはなかなかハードルが高いヘッドホンだ。

私が最初にSTAXいいなーと思っていたのがSennheiser HD800とSTAX SR-009が頂点であった時代。東京に来たときにアキバのヨドバシに行ったらSennheiserとSTAXの試聴会をやっていた。確かにHD800よりもSR-009はよかった。ホログラフィックという意味では。しかし音色はもっと暖かみのある方が好きだったし、16万のHD800に対して30万越え+専用ドライバーはちときつい。ヘッドホンアンプを2台持つなんてありえないので一度STAXに行ったら後戻りはできない。

というわけで、昔一度断念したのであった。