THA2はゲインの切り替えスイッチが内部の回路の中にあり、天板を外して切り替えるようになっている。ゲインを切り替える必要などなかったし、清水の舞台からダイブして手にした高級機を開けて中身を覗くなど恐れ多くでできない。
というわけで、初めて天板を外してみたのは購入から数年後。購入当時の代理店はなくなっていた。中を見てみると、なんと電源トランスが3つしかない。
2015年秋のヘッドホン祭の記事にはこうある。
輸入元であるゴールドムンドジャパン社長の山崎純一氏によると、日本仕様は本国のそれと比較してかなり徹底した音質強化を随所に仕込んであるという。例えば電源回路のトランスが、本国仕様では右回路用、左回路用、デジタル回路用の3個なのに対して、日本仕様ではデジタル回路をDSP部とDAC部で分離して4個にしてあるという。
それだけではなく、脚部のインシュレーターを本国のゴム足パーツから、日本仕様はペアで4000万円もするモノラルパワーアンプ「Telos 5000」と同じものを採用したという。260キログラムの重量に耐える脚をわざわざヘッドフォンアンプに採用したあたり、日本仕様の本気ぶりが伺える。
日本の正規品買ったのにトランス3個しかないんだけど?しかしこの時すでにゴールドムンドジャパンはなく、あったとしても購入後3年くらい経過してるので今更である。
インシュレーターはゴム脚でなくスパイクだが、万策堂氏のブログにあるような高さ調節機構はどこを探してもないし。
私が購入したのが発売から3年後だから、その間に日本仕様を作るのがめんどくさくなってこっそりやめたのか?値段同じなのに?(値切ったけど)足だけスパイクにしとけばバレないと思ったの?(まんまと騙されたけど)なんか書いてて怒りが湧いてきたぞ笑
まあ紆余曲折あって今はDSPを使ってないので結果オーライと思うしかない。