深夜はポエティックになるので文章を書いてはいけない

なえきき
·

……というタイトルにしたけれど今は0:10です。戒めで書いています。

夜の静けさの中、一日の仕事を終えて布団に入ると、不思議と生まれ出る言葉がすべてポエティックになる。

大体みんなそうだと思う。

私自身こういう文章を書くのは好きだし、落ち着いた気分で書くことができる時間帯が夜なのもあって、むしろ今しかないって感じ。

ただ朝になって読んでみると急に恥ずかしくなってしまったり、キレイさっぱりなかったことにして消してしまったりする。

だから日記もろくにつけられたことがなくて、自分の感情を文字に書き起こしても、読み返すことに抵抗があるから3日と続いたことがない。

これはもう向き不向きだ。

大河ドラマで蜻蛉日記の作者である藤原道綱母は、日記を書くことで妾である己の悲しみを救ったと言った。

私は正反対だ。自分の頭の中でぐるぐると考えて、考えて、考えて、外に出そうとしない。

とりあえず物事を楽観的に捉えて自分を落ち着かせようとするし、物の見方を簡単に変えて自分の都合のいいように解釈する。

悲しみを人に見せる前に平気なフリができるようにやってみる。

そんな方法をとってきたと思う。

だけど自分があの時どう思ったとか、どんな風に考えてたとか、あとから知ることができたらきっと面白いだろうからたまに日記みたく書いてみる。

仕方ないからポエティックになってもいい。恥ずかしくなったらその時はその時です。知ったこっちゃない。今度はもう少し長く続くことを願います。

それでは0:34になってしまいました。

おやすみなさい。