その5

なぎ
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冬はあまりにも冷たくて、寂しいから、いつも以上に自分以外の誰かの存在を認識したくなってしまうよね。

もうすぐ朝方になると、朝露が凍って白くなるね。

秋が彩り豊かな分、冬の無色感が映える。そして春になって色がついて、夏に色が増えて濃くなって、秋にもっと色が増えて濃くなる、そして冬になったら、無色になってリセットされる。そうやってずっと回っていて、私たちはそういう景色を当たり前のように目に焼き付けている。

これを読んだ人は、外を歩きませんか。それか家の中からでもいいから少し窓を開けて外を見てみませんか。その時に、冬の無色感とか感じられたら、私の気持ちを何となく理解できたら、姿は見えないけど思考が見える誰かの存在がより近くなって、寂しい気持ちが少し埋まるかもしれない。まぁ、多分ですけどね。

私も誰かと気持ちを共有出来たら嬉しいからね。

また明日を始める為に、おやすみなさい。

@naginagi02
にちじょう