最近ちゃんみなを聴いている。ギャル!陽キャ!ってイメージで、根暗陰キャオタクのわたしにはちょっと取っ付きにくいジャンルの音楽(洋楽も同じ理由で苦手)。でも日プで美人が課題曲であったのと、ちゃんみなが指導してるのを見て、いい人だなーと思って、ちゃんみなたしか平フラのにこちゃんとも仲良しだったなと思って、取っ付きにくさが減ったので聴いてみると、強い女という感じで、わたしの持ちたい「かわいい」ではないけれど、たしかにこの人のこの強さと苦しみはどこかの女の子たちの「かわいい」であって、救いとなるのだろうな、と思う歌詞で、良い。
髪の色を変えたので、前はピンクメイクしかしてなかったけど強めの色を使ったメイクをするようになって、ここ最近朝メイクの時はちゃんみなを聴いている。特にジェニーハイとちゃんみなの『華奢なリップ』が好き。前はZOCの『ヒアルロンリーガール』とか、イコラブの『わたし、魔法使い』とか、メイク楽しい♡わたしはわたしのためにかわいくなるよ!♡みたいな曲を聴くことが多くて、今でもそういう曲が大好きで、そういうメンタリティで毎朝メイクしているけれど、ちゃんみなの曲はメイクをしなきゃ強くなれない、強くならなきゃいけない女の子の曲で、胸がきゅーっとなる。すごくわかって、今まで聴いていた曲はわたしが持ちたい気持ちの理想の曲で、本心としてはちゃんみなの方が近いな、と思った。『華奢なリップ』の、「赤いリップで強くなったよ 勘違いでもいいよ」の部分がすごく好き。ちゃんみなの描く女の子はわたしの理想の女の子じゃないし、わたしはかわいくて、綺麗で、なんでも許せてしまうような余裕のあるお姉さんになりたいから違うんだけど、でもちゃんみなのこのフェーズがあってもいいよね、強い女にもなりたい。
ちゃんみなを支持する女の子が多いの、すごくわかるな、と最近思う。わたしは大森靖子が好きだけど、そこと同じ空気感なんじゃないかな、世間の「かわいさ」に振り回されて、傷ついた強くて弱い女の子が書いてくれた歌詞、靖子ちゃんは世間的な弱さも強がりも全て「かわいい君」として肯定してくれる音楽だけど、ちゃんみなは弱いあなたも強がるあなたもそのまま強い、と肯定してくれる音楽なイメージ。方向性は全然違うけど、聴く女の子たちの心情は似たものがあると思う。わたしは大森靖子の書く曲が好きだし、それはずっと変わらないけど、ちゃんみなはわたしの中で初めて大森靖子と同じ分類にいくアーティストだった。最近考えていることでした。