長い間、ブログに詩を載せていた。途中で何度かブランクがあったが、なぜかはわからない。いまは note や X(Twitter) も使っている。でもどこに書いても最終的にブログにまとめている。ブログは公開状態なので偶然、たどり着く人はいるかもしれない。過去の稚拙な作品も読まれてしまうだろう。
さて、なんとなくブログで満足できなくなった頃、次の行動の場は投稿サイトだった。とにかく誰かに読まれているという手ごたえがほしかったんだろう。初めて投稿ボタンを押すまでかなりの時間がかかった。それからいいねやコメントをたまにもらったり。のんびりとやっていこうと思った。
投稿サイトにも慣れてきたときにSNSでココア共和国を知った。ココア共和国の投稿詩の応募要項は、本屋で売られている難しそうな詩誌よりハードルが低いように思われた。未発表新作でなければいけないということはなかった。ほかの詩誌に送ったものでもいいとか。試しに電子版を買ってみると、老若男女さまざまな人の詩が載っていた。その点が一番、背中を押してくれた。たいていの詩誌が投稿欄で求めているのは、次の時代を担う若い世代だという思い込みがあったから。ココア共和国でなら、いい歳の自分でも投稿できる!単に臆病だっただけだろう。でも、やった。詩のファイルを送る投稿ボタンを押すまで再び長い時間がかかった。でも、やった。
しばらくココア共和国で勉強させていただこうと思う。ひとつ、またひとつと前へ進んでいくと、新たな野望が生まれてくる。電子版に載るのも評価してもらえて嬉しいけれど、やっぱり紙の本に載りたい。いまの目標は紙の本。