休職している。
人間は人生から恋愛を飛ばすと就職の後のイベントが「死」になるため、働いておらず且つ時間があるというのは成人後はかなり嬉しいことなのではないかと思う。知らないけど。
時間があれば死ぬまでに別のイベントを起こせるかもしれないし、実際活動者とか政治家がやっている仕事の中でも演説、ファンミーティングみたいなことは就職後にある結婚、育児以外のイベントといっていいのではないだろうか。
いいな。やりたいなファンミーティング。ミーティング中にやった少しの気遣いがネット上に拡散されて一瞬だけ聖人化されたいな。別に演説でもいいけど。
アイドルだと武道館でなくともそこそこ大きな舞台、引退卒業も人生のイベントという感じがする。
ほとんどの人間はアイドルや政治家ではないのでそんな大きなことはなく残っているのは「死」のみなのだが、体を壊して休職している最中だとやることが限られていて嫌でも別のことが起こらないかと考えてしまう。
あと、自分が休んでいても友達はみんな働いているので孤独感が強い。今時平日昼間からふらふら出来る仕事といえばクリエイター業か配信者だと思う。どちらも安定性ゼロだしもう飽和状態になっている。
おすすめで上がってきたVtuberとか配信者を気まぐれでフォローしていると大体半年~3か月で消えていく。一周年記念をやっている配信者はどれだけフォロワーや登録者が少なくても誇っていい。
10年前もニコニコ動画で似たようなことがあった。歌ってみたを投稿すれば、ちやほやされて女子がよってくると勘違いした人間が動画を上げて伸びなくてすぐ削除、掲示板に歌い手なんてろくでもないと八つ当たりで書き込みしていた。その後はすぐに企業や事業家がマネタイズで飛びついてきて一部を除き陳腐化した。
Vtuberで伸びずに辞めていく人を見るたびにその君の姿を写した人はどう思っているんだと思う。
ただの立ち絵ではなく、声質や要望に応えて服や髪型を整えなければいけない。それをした人は普通の仕事よりも手間暇をかけている。
見えない場所まで考えて写されたそれがもう二度と日の目を帯びなくなる。納品後、いくら経っても日の目を見ていないなんて言うのもざららしい。
考えたり工夫した時間が消費者に渡した瞬間無になる、絵は消費側の消費スピードと作り手の工数が見合っていない。
Vtuberによるイラスト市場のインフレとそれを使い倒そうとする人々が生成AIを使おうとしないだけいいのかもしれない。興味本位で生成AIを使ったIRIAMライバーを興味本位で見ていたことがあるがグッズなどが出る前に消えたし、私はその人が辞めるより前にIRIAMに飽きた。
あのアプリ専門の事務所が立ち上がって群雄割拠しているのはなぜなのか。ツイッターの広告で新人募集と書かれていれば十中八九それだ。
普通に考えればアプリ会社がまずアプリを初めてもらおうという理由で大量に人数を募集してつられてきた人たちが少量でも課金したり広告を見れば収益になるからあたかも固定ファンが付いたり有名になれると詠っているのかもしれない。
あのアプリで有名です、という人を見たことがない。Vtuberならキズナアイ、活動者ならナポリの男たち、今の歌い手ならAdoといった代表があるがあのアプリではそういう話を聞かない。
あのアプリの強みはスマホ一台とイラストがあれば始められるというところだけだと思う。配信内容の大抵は投げ銭で何かやる、月末までにコメント数や閲覧時間が一定数に達していた人がもらえるバッヂが消えるのを見る、など身内ネタ以下のテンプレートなことが多い。
よっぽど声がいいか、話が面白くないとすぐ飽きられるような人ばかりだった。そしてあの配信者たちは見ている人を楽しませる話をしようというより見ている人の話を聞こうとしてトークの面白さを視聴者に全投げしていた。
なんというかこうも中途半端な活動者たちを見ていると「どけ! 配信はこうやる!」と言い出したくなるのだが、別に腰を据えてやろうと思うほど私も話が上手いわけではない。
作業中の監視や一人でゲームをするのがむなしいときは配信者だったらと考えるが色々な準備の手間で尻込みしている。
金と時間があるのに続けられるかという思考は回らない人たちは私の代わりにイラスト業界をインフレさせておいてくれ。前半は嘘です。新しいことを始められるだけ偉いと思います。
要は何が言いたいかというと「休職中は暇だ」ということと暇が極まると人間はこのような御託と言い訳を並べ始めるということだ。