2023年を軽く振り返ってみる記事です。
忙しい時と余力がある時の差が激しかった
未知の技術にいくつか触れる事ができた
外部から見て自分の実装が何点か知ることができた
忙しい時と余力がある時の差が激しかった
ゆるくタスク管理して結構忙しいかな?くらいに収めていたつもりが、スケジュール変更が複数重なってしまい一時期地獄のように忙しい期間が誕生してしまいました。
この時、初めて知り合いの同業者にヘルプを頼んで一部実装を手伝ってもらったり、途中から完全に案件を引き継いでもらったりしました。
フリーランスになる前は制作会社でワンマンのIT土方的な勤め方だったので、以前なら徹夜をしてでも自分でやらざるを得なかった気がするので、周りに多少頼ることができる今の働き方が出来ていることや、相談できる相手がいる縁にただひたすら感謝するばかりです。
人を雇うということについて
この時はあまりにも忙しかったので、シンプルに制作する人を増やす(法人化して人を雇う)ことについても軽く考えるきっかけになりました。
結論だけ先に言えば、今の自分には到底無理なので早々に諦めましたが。笑
素人考えですが、忙しいから人を雇ってすぐにやってもらうのはおそらく不可能で、雇用するならまずは十分に教育する時間が必要ですし、そんな余力全くないなと。
※バイトを雇うなら知り合いの同業者に都度外注の相談をすれば良いので除外して考えています。
法人化するために税理士を雇うコスト(自分で全てこなすのは多分無理)
自分だけでなく雇用者の生活も保証しなければならないので、仕事を絶やしてはならない(そもそもコンスタントにそこまで沢山の仕事が来るのか?他人の人生にまで干渉する責任)
上に付随して雇用者の給料や福利厚生など年間で十分な利益を上げ続けなければならない
雇用者が即戦力になるかは分からないので十分な教育期間を設けられるようなバッファ(利益ゼロでも耐えられるだけの十分な余剰資金)が必要
良い人にはそれに見合うだけの代価として十分な給料や福利厚生を提供したい(いかんなく力を発揮してもらうためには環境整備も必要だし、準備するのにもやっぱり十分な余剰資金が必要)
教育する時間=自分の作業時間でもあるので自分の制作時間も減る(タスク回せなくない?)
根本的な問題として、人を雇って自社をどんどん大きく(事業拡大)したいみたいな強い情熱が今の自分にはなかった
仕事を数年くらい続けてある程度スキルを身に着けると自分の技術を誰かに教えたい〜みたいな欲求が湧いてくるのはありがちな思考だと思うのですが、個人的には前職の業務の1つとして非常勤講師があったので、それを数年経験したことでこの思考は完全燃焼されました。
大小問わず企業し、人を雇って日々を繋いでいる社長の方々は本当にすごいなと改めて思いました。
未知の技術にいくつか触れる事ができた
今年はAstroを使ったヘッドレスCMSの開発と、別記事で書いたWebGLについて新しく触れることができました。
ヘッドレスCMS
僕のスキルセットは昨今のフロントエンド界隈では非常に貧弱で、Reactは経験ゼロだし、Vueは下請けで末端部分の触りだけ少々触ったことがあるレベルです。
普段主に触っているのはHTML・CSS・JavaScript・WordPressで、Reactなどに全く慣れていないので、ヘッドレスCMSの実装には近年出てきたAstroを採用しました。
AstroはReactなどと違ってMPA実装に特化したもので、テンプレートの構成も比較的シンプルかつドキュメントもそれなりに充実していたので個人的にはかなり入りやすかったです。
内部では普段よく利用しているViteを採用していたので、設定周りがある程度イメージしやすかったのもプラスでした。(Astro特有の制約も多かったので、一部やや扱いにくい印象も残りましたが)
ヘッドレスCMSの返り値をJavaScriptで処理する方法も、WordPressのAjax実装やAlgoliaなど、これまでMPAサイトで似たようなことをやった経験があるので比較的すんなり進められた気がします。
昨今話題になっているヘッドレスCMSに触れられたのはとても良い経験になりました。
なによりも、検証しながらの実装でOKなので!と、実務で触れる機会を提供してくださったクライアント様に深く感謝いたします。
WebGL
こちらは別記事で書いたように今のところ非常にふわっとした学習しかできていませんが、ブラックボックス化された全く未知のモノではなくなったのが大きな収穫でした。
少し知ったことで実務で扱うには非常にハードルが高い技術だと改めて痛感しましたし、特に全て計算して描画しなければならないので、十全に扱うには時間をかけて数学的な知識ももっと深める必要がありそうだと分かりました。
学習教材自体もまだ完了していないため引き続き空き時間に進めつつ、成果物についても試してみたい動きが1つ見つかったので、直近はひとまずそれについて考えてみたいと思っています。
外部から見て自分の実装が何点か知ることができた
実装に携わった案件でとあるデザインのアワードを受賞したのですが、同時にデベロッパーの賞も取ることができ副次的に自分の実装が何点なのか知ることができました。
新人からほぼワンマンで、今までコードレビューもしてもらった経験が殆どないので凄く新鮮な気持ちになりました。
加えて一定の評価を得られたということでキャリア的にも少し自信がついた気がします。上述の通りスキルセットが多少弱くても、こういうものに食込むことが出来るんだなと。
今回点数化されたことで他者から見た自分の弱みを知ることができましたし、実装内容も挑戦が必要だったので色々と大変良い勉強になった案件でした。
ちなみにサイトデザインやインタラクションはデザイナーの方が全て考案しているため、基本的に全ての功績はデザイナーさんにあります。
おわりに
今年は色々と未知に触れることができ、とても良い経験が沢山できたと思います。
ただ、同時に自身の未熟さを痛感することも多かったので、来年は改めて気を引き締めつつ自分と向き合っていきたいと思います。