Next.jsをモバイルUIデザインツールとして活用する

Hina Nakahira
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私はモバイルエンジニアで、これまでUIデザインにはFigmaを愛用してきました。

しかし近年のWebフロントエンド技術の大衆化により、従来のUIデザインワークフローが変化しつつあります。

デザインファイルの管理コストが嵩むこともあり、最近個人的にNext.jsを使ったプロトタイピング、UIデザインにシフトしました。

本記事では、個人開発者向けモバイルUIデザインツールとしてのNext.js の可能性を探ります。

ポエム記事なので、手順はさらっと書いていきます。

効率的なプロトタイピングワークフロー

私が個人開発で実践している、デザインファイルの管理コストを削減し、より効率的なUIデザインを実現する手法をご紹介します。

  1. A4一枚に集約する形で、要件を一通り書き出す

  2. それをもとに、ChatGPTで要件定義書を生成する

  3. デザイン仕様書も同時に生成

  4. それをv0に投げる

  5. ブラウザ上でモバイルビューを確認

これだけで一通りは完成します。

3について少し補足すると、「デザイナーに依頼することを想定して、デザイン仕様書を書いて」「モバイルファーストで」といった文言をプロンプトに含めることをお勧めします。

メリットと今後の展望

v0はshadcn/ui とNext.jsを用いてデザインを組んでくれるため、実際利用するコンポーネントライブラリによっては、実装時の正確な見た目を表現するのは難しいかもしれません。

しかしながら、デザインプロセスから「コンポーネントの配置」が消える利点は依然として大きいので、もし個人開発時にフルスクラッチでUIを考えているモバイルエンジニアの方がいれば、是非一度試してみていただきたく思います。

Cursorを用いることで、Webの知見が皆無であっても、最後まで自然言語でUIを組み切ることができます。

便利なツールを積極的に組み合わせることで、より効率的なUIデザインプロセスを構築していきましょう。

@nakahira
Androidエンジニア / X: @soleil_colza / GitHub: @soleil-colza