このごろ(というのは、年を追うごとにじわじわと、という意味)本に集中できないことが多いので、集中できるときは「それっ」とばかりに読書に耽ることにしている。ネットを使う時間がぐっと減る。
今日は服部文祥『北海道犬旅サバイバル』を読んでいた。時代も場所も目的もまったく違うけれど、少し前に読んだ沢木耕太郎『天路の旅人』もサバイバルの記録という意味では似ている。こちらは北海道なので多少なじみのある地名が出てくる。父の出身高校の名前が出てきて、むしろずいぶんと遠い話だなと感じた。宗谷岬から襟裳岬まで、犬を連れての徒歩無銭旅行はゴールが見えてきたところ。