気がつけばもう2月。1月はたった1日しか書かなかった。書けなかった、というほうが正しい。あちこち出かけたり、いろいろ見たり、読んだり、忙しくしていて、でも(そのときどきには)書きたいと思わなかった。書くほどのことではなかった、という意味ではなくて、むしろ、いろいろありすぎたのかもしれない。
例えば、久しぶりに福岡へ行った日。博多駅では、ここは日本なのかと不安を感じたほど、右からも左からも外国語が聞こえてきた。
写真は、私一人ではとてもたどり着けなかった古書店。きつい坂を上って上って、さらにもうひと上り、といった場所にある。1階の美術書や鉱物、植物画などのコレクションに少々怯んだあと、2階の文芸書や料理本のタイトルには静かに、否けっこう喧しく興奮してしまった。悩んだすえ1冊購入。