悪役令嬢ものが好きでして……
ライン漫画で「後宮スキャンダル」「世紀末青リンゴ学習塾」「黒幕ドラゴンを育てることになりました」「ある日、お姫様になってしまった件について」「余命僅かだと思ってました!」「作戦名は純情」「その騎士がレディとして生きる方法」etc... を読んでキャッキャしてるんですよね。このラインナップを見てもらえば分かると思うんですけど、女ヒロインが元気で賢明な子を好んで読むみたいですね。
最近買って読んだ本は「マイ・ブロークン・マリコ」ですね。昔pixivの試し読みで衝撃を受けて買わねば! と思っているうちに映画化され、上映が終わり、数ヶ月経ち……みたいな生活を送っていたのですが、やっと2023年11月に買えました。映画を見る機会が得られていないもので、(永野芽郁さん主演ですよ!? 見たすぎる)なんとかして見れないかな、とのんびり探しているところです。試し読みもまだあると思います→(https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01201022010000_68/)映画の公式ページです→(https://happinet-phantom.com/mariko/)
次の日早起きし、リュックを背負って家を出ないといけないことに辟易して、ベッドの中で豆電球を点けて読みました。
……買った価値ありましたね。
私は「ルックバック」「星の子」「そして、バトンは渡された」「かがみの孤城」「ニキ」に我を失うほど熱中して読んだ記憶があるので、私の作品の方向性も必然的にこういう系統になるのでしょうね。
映画ですが、「ゴジラ-1.0」を観て号泣しました。周りの人は人間ドラマにそこまで価値を見出さないかもしれないですが、ゴジラの畏怖感を味わいたいならうってつけですよ。(私は人間ドラマと脚本の緩急のつけ方の上手さにボロ泣きしました。)
閑話休題
世の中が大変になりすぎて「物語まで苦しい思いしたくない!」という方が増えてきたからなのか、スパイファミリーのようなずっとおふざけの物語が流行るようになっていますね。漫画はヨルさんが登場した回でギブアップしてしまって、アニメでリベンジしたらなんとかいけました。
そう、なぜスパイファミリーがここまで人気なのか最初は分からなかったんです。当作者さんの前作の方が個人的に好みですから、なおさらね。一期を見終わる頃にやっと「みんなは浅く楽しめるやつが欲しいんだ!」って納得しました。
実際私も、ギャグだと思って読んでたものが急に「人とは何か……」みたいなシリアスにぶっ込むと「う、うるせえ〜!!」と読むのを止めてしまうタイプなので分からなくもない(ちょっと違うけど)。
それを理解したら見れるようになりました。やったね。
確かに苦しい物語は私も苦手だけれど、それは何十ページも救いがないときに思うのであって、主人公が歯を食いしばり何度でも立ち上がる姿を間近で見ていたい。私は最後のページをめくり終わった後の呆然としてしまう時間に恋焦がれている。
感情を非日常でぐちゃぐちゃにされることで、自分のリアルを薄くさせたいんだと思う。
そして自分好みの作品を見つけるより自分で書いた方が早いから、頑張って書き出してるんです。周りを置いてけぼりにしている自覚はある。
でも、私を救う作品を書き上げたい。辛くなったときに読んで、「朝日くらい待ってやってもいいかな」って思えるような作品を。欲をもってしまえば、ほんのちょっとでも私と同じ感情を共有できる読み手さんがいてほしい。
できるかな。できるよ、大丈夫。
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自分の感情を書き出すと、矛盾した性格がまんま出てくるせいで結論づかなくなってしまうね。だからTwitterではなるべく事務報告以外はしないようにしているけど、だんだん化けの皮剥がれてきたんじゃない? えへへ