自分のスケジュールも感情も予約しないことのススメ

nakoten
·

ホワイトな会社で働いてるはずなのに、なんだかモヤモヤするなー仕事、いやだなー

なんてことを地味ーに悩んでいた時、本屋で「職場ですり減らないためのコツ」みたいな本に出会った。

そこで出会った考え方

「自分の感情を予約しない」

は当時の私には衝撃だったし、いい意味で今も意識に残っている。

どういうことかというと、「今日は元気に過ごそう!」「今日はこんな気分で1日を過ごそう」と朝や仕事前に考えなくていいということ。

それを考えても、1日の中ではいろんなことが起こる。

そして「元気に過ごそう!」と決めたのにそれができないと、さらに落ち込む。その日がどんな感情になるかなんて、わからないのだ。

だから自分の感情は予約しない。フラットになる。

「今日はこんなテーマで生きよう!」そんなことを意気込んでは思い通りにいかなくて凹むことが多かった私には、新しい視点だった。

以降は自分の感情が落ちたことに対しても、前よりフラットに受け止められるようになった気がする。人生いろいろあるし、落ち込むこともある。落ち込んだ私自身のことまで私が否定したら、私がかわいそうだ。

「予約をしない」それが大事だなと思ったのは自分のスケジュールもそう。

学生の時からスケジュールをカラフルに埋める生活が好きだった。むしろそれしか頑張り方を知らなくてそんな生き方しかできなかった。

コロナ禍になって、いろんなところでオンライン化が進めば、オンラインでの魅力的な予定は世の中でたくさん公開された。

あの配信も観たい、このセミナーも観たい。

インターンやボランティアだって全部オンラインでできてしまった。気づけば朝起きてから夜寝る直前までzoomに張り付くような学生生活。

(日付を超えるまでzoomに参加した後にベッドにダイブする時の寝付きの悪さと言ったらありゃしない。深夜までやるzoom、反対。)

だけど社会人になってから、残業することもあれば疲れて朝起きれないこともある。

Googleカレンダーに入れた「参加したいイベント」たちを完璧にこなすことは学生時代よりもできなくなっていた。

最初はそれに対していちいちモヤモヤしていた。あれに参加したかったのにできなかった。起きれなかった自分はだめだ。

そんなことを自分が自分に言うたびに、自己肯定感は下がっていく。

でも最近はそれらをようやく手放すことができた。

そもそも魅力的な予定・イベントなんて無限にある。全部のイベントに参加はできないし、コミュニティの活動にフル出席していたら自分の体が足りない。

案外、いろんなものに参加しなくたってなんとかなる。

スケジュール通りの毎日を送らなくたっていい。

思ってた以上に仕事が早く終わったら予定より早く帰ってジムにでも寄ればいい。

トラブルで残業になってしまったら、遅くまで頑張った自分を、自分で褒めてあげながらゆっくり帰ればいい。

そうすることで私は自分で自分を責めることが減った。自分の感情も予定もコントロールしきれないものなのだ。だからなんども言う、人生いろいろある。

もし少し前の私みたいに、いろんなことを詰め込んで予約して、それ通りに完璧にいかないと落ち込んでしまって、頑張ってるはずなのになんだか苦しい人がいたら、騙されたと思って私のおすすめを聞いてほしい。

自分のスケジュールも感情も、予約しなくていい。

これが、おすすめ。

@nakoten
ことばで、自分も、誰かも、救えるとしたら。