理想がリアルに近づいた時、知った現実と、目標への懐疑。

nakoten
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この一年間、もがいて、いろんなことに手をつけて、いろんなところに顔を出して…

そんな自分の行動のおかげで、1年前よりもずいぶんと前に進めた気がする。1年前に知らなかったことを知った。できなかったことが、できるようになった。

ドリームマップに描いていた夢が、少しずつ叶えられてきている。

だけど、夢がリアルになってきた今、それはしあわせなことでもあると同時に、夢の先の現実を知ることだとも言えよう。

誰かのことばが強く記憶に残っている。

キラキラして見える人の、キラキラの正体は「汗」と「涙」。

そんな水分が光に反射して、キラキラと輝いてみえる。はたから見たらそれは眩しくて、本人にとっては苦しさもあるもの。

何も知らなかった頃の私は、無邪気に夢を描いて、憧れた。それを手にすれば、今よりずっと良くなる。当時どん底にいた私は、これからの人生のぼっていく一方だと思えていた。

その理想を少しずつ手にした今。理想にも現実があることを知る。何においてもデメリットが存在しないということを、身をもって痛感した。

そうすると、次のステップとして私はどこへ向かうべきかわからなくなった。正確には、自分がどこへ向かいたいか、わからなくなってきた。

ネットを通じていろいろな情報を手に入れてインプットして、刺激やパワーをもらう。もちろんそれもいいことなんだけれど、よくよく考えたら、スマホの中に流れるSNSや広告には、同じようなメッセージングが溢れている。

そういうインプットや「モチベートのされ方」を続けすぎて、心が疲弊してきた感じもする。みんなが同じ方向を向いていて、同じような目標を目指す。 自分で所属したいコミュニティを決めていたけれど、似たような人に囲まれて、同じような目標を持つ人ばかりSNSでフォローしていたら、実は自分の世界が狭まっているのではないかと気づいた。(たぶんこれは、ネットのアルゴリズムの影響もあると思う)

私が抱いていた目標は、ほんとうは自分がやりたいことではなくて、周りの人たちが口を揃えて言っていた目標なのではないか?そんなふうにも思えてきた。

とにかく、今の私は軸や目標がぶれてしまっている。

もう一度前に進むために、一度立ち止まって過去を振り返って、未来の理想や目標をもう一度ピン立てしようと思う。もしかしたら、大事なのは未来の目標よりも、今をどう生きるかということに気づくかもしれない。

もっと意識的に、いろんな生き方をしている人が知りたい。もちろん同じ目標を持つ仲間と頑張るのもすばらしいが、自分の目標はもっと他のところにあるのではないか?をきっと考えたほうがいい。今の私は。

一旦、SNS・web上のでのインプットアウトプットは減らして、本や映画、リアルでのインプット、誰にも見られないノートへのアウトプットを意識的に増やして、自分に真っ直ぐ向き合ってみようと思う。

@nakoten
ことばで、自分も、誰かも、救えるとしたら。