先日、こんなものを買ってみた。
ダイソーで売っていたカップウォーマー。五百五十円。
電源を入れると金属板の部分が熱くなり、そこに乗せたカップ入りの飲み物が冷めにくいという便利そうなアイテムだ。実はカップウォーマーについては以前から気になっており、この価格ならちょっと試すにはいいかと思って購入した。
さっそくいつものマグカップで試用してみる。
が、すぐ冷めてしまった。
何よォすぐ冷めちゃうじゃない!! ――とは、思わなかった。私にはわかっていた。これは、カップが合わない。愛用のマグカップは、インスタントコーヒーを買った際におまけについてきた厚さのある耐熱ガラス製のもので、ちょっとやそっとでは割れない頑丈さがあり気に入ってずっと使っていたのだが、そう、そのガラスの厚さ=伝熱性の低さと、底面にある凹みが、熱源になるプレートと相性が悪いというのが一目瞭然だったのである。分厚い上に接する面が少ないのだから、冷めてしまって当然だ。
うちにはマグカップはいくつかある。しかし、底に凹みがあってプレートに触れられないものばかりだ。唯一、別の薄くて軽く、底が平らな耐熱ガラスのカップがあるが、これは配偶者に誕生日プレゼントとして贈ったものだ。私が使うわけにはいかない。
そんなわけで、カップウォーマーを使えそうなマグカップを探すことにした。たくさん飲むので、できれば大きいやつがいい。でかくてなんかステキなやつ。でかステなカップを我に与えよ。
そうして出会ったのが、これである。
星座マグ。日本製。取っ手のところが月になっている。ステキすぎやしないか。星が好きであり青が好きである私にうってつけすぎる。しかも底がイイ感じに熱源に接することができそうな形状。見つけた瞬間「これー!!」となった。
しかし結構いいお値段だったので、購入にはアンケートでコツコツ貯めたポイントと交換したアマギフを使うことにした。本当は創作の資料になりそうな本などを買うつもりだったアマギフだが、まぁいい。小説を書くときはこれで紅茶とかを飲むのだから、実質創作活動の必要経費だ。
いつもの耐熱ガラスマグと比較。大きい。ビッグなグレートな小宇宙を感じる。とはいえ、左の耐熱ガラスマグのような頑丈さは持ち合わせていないだろうから、大事に、大切に扱わなければならない。ポイントで買ったけど高かったし。
正直、多分カップウォーマーを使ってもたいした効果は得られないだろうとは思うのだが、それはそれとして、とてもいいものを手に入れたので私はウキウキなのである。