エンジンをかけるためだけの文章

namelessdog
·

ほげ~。日曜日はもう全然だめだ、土曜日のツケを払い、競馬を見て、ちょっとお昼寝するともう夜でやんの!もっと自由な時間をくれよ~、いやあるんだけどちゃんとしてないだけなんですよね。わかってます、時間って大事なんです。やらなきゃ~、でも全然やる気が起きないぜ。

やる気ってやらないと出ないらしいですね。じゃあやる気っていう言葉がもうちょっと間違えてない?やる気があるからできるんじゃなくて、やったからやる気になってるっていうんなら「やる気出せよ」みたいな言葉全部違うじゃんね。嘘まではいかんけど、ちょっとペテンじゃない?

いや、息を吐くようにこんだけ文字が打てるんだったらマジで何をどうやってやればいいかわからないだけだな。人間ってわかんないとどうも手を付けないところがありますよね。自分、犬ですけど。

小説を書いてるときに、この、やる気を出さなきゃできないぜ~みたいなとき、大体文章からもちょっと「いやいや書きました」「どうにかこうにか」みたいな空気が出てるんじゃないかと思って、実際に人に見せる前にそういう部分を全部削っている。エンジンをかけるためだけの文章。むかし、インターネットでも話題になったのなかったっけ。20XX年、世界は滅んだ。みたいな文章からはじめていけば、じゃあどうして滅んだのか、そこに人間はいるのか、その世界で何をしていくのかを書かないといけなくて文章がスルスル出て来る。そのままの勢いで本来書きたかったものに戻れば手は動くはず、みたいな。

そう、つまり次に書く話の筋道が定まっていないと、どこに向かっていけばいいかわからないからこうなってるんだ。これを解決する手段はいくつかあって、「これ俺もやりてえ」みたいな仕組みの話(アニメ、映画、小説、演劇…なんでもいい)を見るとか、今の状態を紙に書きだすとか、もうただとにかく文字を読むとか、前に書いた話を読むとか、そういうのが必要。

必要だからやってきます。いやあ、エンジンかかったわ。ちょうどいいね、ごめんね、なんかちょっとうだうだしててね