悲しい出来事が続いた今年の幕開けからしばらく経ち、幸いにも身近な人や親しい人が、あとは自分自身にも大きな影響を受けなかったことを安心しながら、通常の生活を送れている。
一時はSNSに現れ出した心無い投稿を見て本当に辟易したり憤ってしまったのだけれど、意図的にシャットダウンをすることで心の安寧をまず保つようにした。
そんな私にできることは今、募金することくらいしかないなと思う。こういう時、自分が何もできないことに悩むこともあったのだけれど、全てを気にかけるにはあまりに問題が多すぎる世界であることを、もう私は知っている。
とりあえず今は、粛々と生きていきながら、できることを少しずつ、止めないようにやっていく。この世には悲しい現実も、明確な悪意も存在しているけれど、同時に素晴らしいことや人たちもそこにいるということを、信じている。
だからこそ辛く不安なことがあった時でも、できるだけ周りを思いやれる人間でありたい。そのための準備を普段からしておくことが、今の自分がすべきことなんだと、そう思って生きていく。