わたしの記憶、思い出の中で強く印象に残っているものの一つに小児科があります。
みなさんは何歳まで小児科に通ってました？わたしは中3の途中まで通ってました。中3のときに体調崩して、またいつもの小児科に行くんだろうな〜と思っていたらおばあちゃんが「今日やってる近くの内科あるかしら」って言い出して、アレ？って思ってそのまま知らない内科に連れてかれた。高校に入学したときに先生が「君たちはもう高校生で、小児科に通う年齢ではなくなり〜」みたいなことを言ってて、そこでああもう小児科行けないのかーと気づいた。高校のときは電車通学だったんですけど、最寄り駅からその次の駅までの間、窓の外に通っていた病院の看板が見えるので必ず確認していた。
わたしは昔注射が苦手で、予防接種のときとか注射見た瞬間泣きわめいて先生の足を蹴り飛ばして必死に抵抗しました。そしたら部屋の奥から看護師さんたちがぞろぞろ出てきてわたしを取り囲んで取り押さえました。その間に先生が注射を打って、無事終了。
この頃は注射に対する恐怖心が強すぎたけど今思うと他の人に比べて注射が全然痛くないのでかなり上手いと思います。
先生のことはめちゃくちゃ好きで、病院行くのがけっこう楽しみだった。風邪を引いたときだけじゃなくって、喘息持ちだったから保育園の頃はよく通ってました。喘息の薬でシングレアっていう粉薬を飲んでて、これ苦くなくてすごく飲みやすかった記憶がある。
先生はとなりのトトロが好きで、待合室とか診察室にはトトロのグッズがたくさんありました。（病院特定されるかも）部屋ではトトロの曲のオルゴールが流れていて、診察が終わるといつも手の甲にトトロのたいへんよくできましたスタンプを押してくれます。でもスタンプのインクが水性なもんだからおうちに帰って手を洗うとほぼ消えてしまいます。
あと待合室が病院入って左に曲がって廊下の突き当たりにあるんですけど、大きめの窓があって、そこから入ってくる光が部屋の中をより明るくしていてこの景色がとても、きれいだなあと、思ったのです。その窓の隣にはテレビがあって、テレビの下にアンパンマンとかドラえもんとかのビデオがあって、診察を待つ間それを自由に見ることができました。
帰りは病院を出てすぐ目の前にある池の鯉を眺めて、薬局行って薬もらって飲んで寝て起きたらもう夜。
風邪を引いたときといえばゼリーとかヨーグルトとかあると思いますが、わたしの場合はそうめん食べてました。
風邪引いたときって、みんなが学校で授業受けてる間家で寝てる優越感とか、普段観れない時間帯のEテレの番組が観れたりとか、お風呂入らなくてもよかったりしてちょっと好きだった、家族がいつもより優しくなる感じとかも。母親に朝「風邪ひいたかも」って言って「えーー嘘ー」て言いながら布団剥がされてそのまま仕事行かれたときは意味分かんなかったけど。今じゃ学校とかバイトを休むプレッシャーでいっぱいだー。休むハードルが高くなったし罪悪感を抱くようになった。
高2のときに体調崩して、コロナ流行ってるときだったからおばあちゃんに「コロナじゃないとは思うけどねえ☺️」って言いながら消毒液プシュプシュかけられてちょっと悲しかったけどその日中学生ぶりに通っていた小児科のある病院に行った。（このときは発熱外来）もう小児科行けないことが悲しかったけど建物とか鯉のいる池とか、全然変わってなくてよかった。
そういえば去年の7月に久しぶりに風邪をひきましたが一人暮らしだと病院に行かないという選択肢が選べてしまうため、結局行かないで自然回復したんですけど普通に良くないです。病院はちゃんと行きましょう。