無題

nana
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どこぞの空き家のシャッターの錆具合がちょうどいいくらいに焼けた食パンの色合いでした。お腹は減らんかったね。パンあんまり好きじゃないし。

中学生の頃、乗り換えのバスにギリギリ間に合わなくて若干しょぼくれながら帰った。ほら、終業式とかってちょこっと早く帰れるじゃん。

夏休み前日に、わっしょーいとか思いながら帰るんだけど。間に合わなかったね!次のバスは〜2時間後だったはず。自分の家が秘境みたいな所にあるもんだから帰りも1人だったし。

とっても晴れてて、海が綺麗だったなぁ。数年前にはいなかった座布団みたいな大きさのエイがいてちょい怖かったけど。2時間くらいかけて海沿いを歩きながら帰ったあの時間が、多分、中学3年間の中で1番好きな景色だった。