おかんはお父さんと離婚する前、結構怒る人だった。話しかけるたびに機嫌が悪くなっちゃうような人だった。そこでも、あんまり話すことは好きじゃなくなっていってたんだけど。小学生低学年くらいの頃に、何を言われたかは忘れたけど、友達に嫌なことを言われて、めちゃくちゃ泣いて帰ったんだよ。その時はお母さん事情を聞いてくれたんだけど。
ある日怒られた時に、そのことをほじくり返されて。だから○○ちゃんにもあんな事言われるんだって。その時に、あ。なんも話しちゃダメだってなって、話したことは道具にされるって。言葉自体を諦めちゃってた。ていうか怖くなった。
今の私の家族はちょっと危ない。お互い依存してる割には本音も話さないし猫を被ってる。
けど、まだ家族とちゃんと話したいなって。あなたたちが言葉の可能性を教えてくれたので。あなたたちの言葉を聞いて、あなたたちの思いを伝えられて、困惑したけど。怖いものでは無いなってちょっと思った。
家族に対しては、伝えたいことが山ほどあるんですけど。あなたたちに対しては、あんまり無いんだよな。だからある事だけ話しますと。
めちゃくちゃ楽しかったし、笑いすぎて腹筋が筋肉痛になりかけたって事。あとは、あなたたちの気持ちめちゃくちゃ素敵だと思ったことと。諦めきってた言葉を伝えてくれてありがとう。おかげでまた自分も家族に気持ちを伝える気力が出来た。感謝しかないです。けどどう感謝を表せばいいかわかんないです。ごめんなさい。けどありがとう。あと、私はあなたたちが大好きです。